幼保コースの1年生11名が9月12日(金)、16日(火)、17日(水)の3日間、本学の関連法人である幼保連携型認定こども園「福聚幼稚園」にて保育実践活動を行いました。3~5歳児の各クラスに1~2名ずつ配属され、3日間同じクラスで保育の様子を見学したり、活動に参加したりしました。3日目には、絵本の読み聞かせを実践する機会もいただきました。
学生たちは緊張しながらも、子どもたちと遊びや生活を共にすることで、保育の楽しさや難しさを体感できたようです。
1年生の段階から、保育現場に入り、子どもと直接かかわったり、保育の様子を間近で観察したりする機会は大変貴重だと思います。是非、今回の経験を今後の学習や実習にいかしてほしいと思います。
実践活動終了後には、担当した年齢ごとに協力しながら成果をパワーポイントにまとめ、「保育者論」(保育士資格取得のための必修授業)のなかで報告します。一日の流れや活動内容、担任の先生のお話から学んだことなどを100名近い学生たちの前で発表する予定です。
《参加した1年生の感想》
◆「今回の実践活動を通して実際に子どもと関わってみて、一人で遊ぶのが好きな子や給食を食べるのが早い子、遅い子など、一人一人の個性や発達の違いを実感することができた。また、状況に応じた先生の声のトーンの変え方など、子どもに対する接し方を学ぶこともでき、大学の講義だけでは得られないような学びを経験できた。今後この経験をいかし、より子どもとの関わり方を深めていきたい」(3歳児クラス)
◆「私は、今回初めて幼稚園を訪問して、先生方の動きを観察することができた。幼稚園の先生は子どもと一緒に遊びながら、自分の仕事も並行してやらなくてはいけなく、体力がものすごく必要になると感じた。また、園児の前に立ちながら朝の会、帰りの会をするときに園児一人一人を見ながら、今日の予定や連絡事項などをしっかりと伝えられていて凄いなと思った。幼稚園の先生は大変なことも多いが、子どもの成長を間近で感じられるいい仕事だなと改めて感じた」(4歳児クラス)
◆「初めての実践活動では、園児たちの成長に感動することばかりの時間となりました。運動会の練習では、難しい隊形移動を見事にこなす園児たちに驚き、子どもたちの成長の速さを実感しました。読み聞かせの時間には、最後まで集中して聞いてくれる姿に心が温かくなりました。工作では、はさみやのりを使いこなす園児たちの手先の器用さに驚きました。先生方からは、個々の特性に合わせた指導方法を丁寧に教えていただき、実践的な知識と技術を学ぶことができました」(5歳児クラス)
◆「私は3日間の幼稚園見学を通して、同じ学年の中でも発達段階に差があり、一人一人に合った関わり方の難しさを実感した。運動会練習では、意欲的でない子どもへの対応に苦戦したが、先生と関わった途端すぐに切り替え、練習に挑む子どもの姿を見て、先生の力に感銘を受けた。3日間という短い期間で子どもたちとの思い出も多くでき、幼稚園教諭という夢に向けて学び続けたいと強く感じた」(5歳児クラス)