教育学科の大脇賢次特別講師が制作した教材『中学社会?身近な地域の歴史「水源を求めて」』が、2023年9月29日に行われた全国視聴覚教育連盟主催?文部科学省後援「全国自作視聴覚教材コンクール」で入選しました。同コンクールは、オリジナルの映像教材で既成教材にはない地域に根ざした内容であることを評価するものです。

 

入選した教材は、中学校社会科?歴史的分野の単元「身近な地域の歴史」において、生徒がふるさとの歴史に興味や関心を高め、地域の歴史を主体的に学ぶ学習をめざして制作されました。教材の舞台となった角田市では過疎化と少子化に伴う学校統合が進められていて、教室内に市内の異なる地区の生徒が在籍しあうことになります。そこで、明治時代に地区ごとで違っていた、灌漑のために水源を求めた３つの歴史を１つの映像教材とし、授業では、生徒が自分とのかかわりや地区とのつながりからいずれかの歴史を選択して、「身近な地域の歴史」の学習に、より主体的に取り組むことが可能になるよう工夫されています。

 

なお、入選した教材は、大脇特別講師が東北福祉大学教育学研究科大学院生として2021年度に提出した修士論文を基に制作したものです。