2017/10/06 教育学研究科

【研究報告】教育学科平成28年度岡田清一ゼミ「福島県南相馬市調査報告書」

岡田ゼミ研究年報が完成しました。

平成28年度岡田ゼミ研究年報「福島県南相馬市調査報告書—地域研究の方法と課題—」第39輯(しゅう)が完成しました。担当教員であった岡田清一教授(現?教育学研究科長)は、巻頭言にこのように思いを示しています。

一人の「ちから」など、極めて小さいものであり、弱いものであること、どのように立派な成果を得たとしても、名前を忘れてしまうかもしれない、多くの地域住民(他者)の協力があって始めて成就できることを体験的に理解すること、それが「共生」の一歩なのかもしれない。

その言葉のとおり、昨年度の卒業生が福島県南相馬市に調査に入り、教育現場で行われている読書活動や食育、さらには特別支援教育の現状と課題など、地域にあるさまざまな課題から各自研究テーマを設定し、地域の方々の協力を得て調査した内容が掲載されています。

教員として仕事を行う際に、地域に根差した視点は欠かせません。地道に地域の調査研究を行い、それを報告書にまとめるといった一連の活動を通して、地域の良さを生かした教育を行おうとする意欲、地域の課題を子どもたちとともに「共生」しながら解決していこうとする姿勢が育っていくと期待されます。
 

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