2020/01/20 教育学研究科
【学生報告】調査を活かして巡検を行う
東北福祉大学大学院教育学研究科に所属する学生の活動を紹介します。
前回の記事では、講義「地域調査特別研究」の実地調査に関連して訪れた山形県置賜地域の事前調査について報告しました。今回は、巡検を行って感じたことなどを述べたいと思います。
地理的な視点で調査した「南陽市の農業」では、北部の山岳地帯で行われているブドウ栽培の様子と、米沢盆地北縁に属する南部の田園地帯の様子を高台から観察しました。同市の主要農業が果樹栽培と水稲栽培であることを、南陽市役所農林課での聞き取り調査で理解できていたこともあり、高台から同市の農業の特徴をよく観察することができました。
歴史的な視点で調査した「置賜地域の城跡」では、鮎貝城跡周辺の近代化以前の景観を地籍図などから復原しました。復原したものを基にしながら現地の観察を行いましたが、やはり景観は大きく変わっていました。そのため、古文書や寺社の位置の比較など、他の資料を活用することの必要性を実感しました。
今回の巡検で、実際に現地を観察することにより、文献だけではわからない新たな発見や面白さがあることを感じました。私が教員となった際には、この体験を生徒と共に行える活動をしていきたいと考えています。教員の多忙化が問題となっているなかで、実現できるかは分かりませんが、今回の経験を忘れず実現に向けて努力していきます。
地理的な視点で調査した「南陽市の農業」では、北部の山岳地帯で行われているブドウ栽培の様子と、米沢盆地北縁に属する南部の田園地帯の様子を高台から観察しました。同市の主要農業が果樹栽培と水稲栽培であることを、南陽市役所農林課での聞き取り調査で理解できていたこともあり、高台から同市の農業の特徴をよく観察することができました。
歴史的な視点で調査した「置賜地域の城跡」では、鮎貝城跡周辺の近代化以前の景観を地籍図などから復原しました。復原したものを基にしながら現地の観察を行いましたが、やはり景観は大きく変わっていました。そのため、古文書や寺社の位置の比較など、他の資料を活用することの必要性を実感しました。
今回の巡検で、実際に現地を観察することにより、文献だけではわからない新たな発見や面白さがあることを感じました。私が教員となった際には、この体験を生徒と共に行える活動をしていきたいと考えています。教員の多忙化が問題となっているなかで、実現できるかは分かりませんが、今回の経験を忘れず実現に向けて努力していきます。
(中田 直志)
- 大学院教育学研究科
- 教育学科
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