2018/01/20 保育士?幼稚園課程
1月20日 TFU保育キャリアデザインセミナー2017inWinter第2部
TFU保育キャリアデザインセミナー2017inWinter第2部
ここからは第2部のスタートです!
第2部のシンポジウムは「保育者のキャリア形成?振り返りと展望」と題しまして、
最初のパネリストは澤田陸さんです。
陸さんの就職活動は、男性の先生がいること、仙台市内であること以上の2点を念頭において進めてきたそうです。
保育園、認定子ども園が1箇所、幼稚園が4箇所見学させていただき、
陸さんの希望や園での様子を自分なりに分析し、絞っていったそうです。
見学に行く回数を増やしながら、同じ系列の幼稚園にも見学に行ったとお話していただきました。
試験は、筆記試験、音の聞き分け?聴覚のテスト、実技テスト、ピアノ自由曲、だったそうです。音楽教育が充実している園であったため、音楽を中心に試験が行われていました。
決め手としては「やらされている感」がない!!!!言葉だけでなく、実際に園で行われているからこそ子どもたち自身も楽しそうに活動に取り組んでいる姿があったそうです。職員の様子も、休憩中も子ども中心の会話をしている、常に語り合いをしている、といったように保育専門職としての人間関係も実際に行われていたそうです!
自身の課題と今後の展望は、字を丁寧に書けるように練習をしていく、体調管理に気をつける(正しい手洗いうがいを心がける)、筋トレに重点を置いて日々の健康管理に取り組むなど、会場の笑いを取りながらも、10の姿と5領域の勉強をしたいとおっしゃっていました。
展望としては、その園の伝統や文化を大切しながら何事も積極的に挑戦する、専門性を含んだ保育者との語り合いを大切にして日々の保育の質を高めるとのことでした。最後に男子学生の目線として、後輩のみんなへメッセージをいただきました。
第2部のシンポジウムは「保育者のキャリア形成?振り返りと展望」と題しまして、
- 東北福祉大学 教授 和田明人先生
- TFU子ども教育学科平成21年度卒 寺村結香さん 社会福祉法人芳雄会 保育士
- 澤田陸さん 子ども教育学科4年生 学校法人清野学園 幼稚園教諭内定
- 遠藤吏香さん 子ども教育学科 仙台市立保育所 保育職内定
- 稲葉奈南子さん 子ども教育学科 社会福祉法人芳友会 保育士内定
- 寄松彩乃さん 社会福祉学科 社会福祉法人こばと会 保育士内定
最初のパネリストは澤田陸さんです。
陸さんの就職活動は、男性の先生がいること、仙台市内であること以上の2点を念頭において進めてきたそうです。
保育園、認定子ども園が1箇所、幼稚園が4箇所見学させていただき、
陸さんの希望や園での様子を自分なりに分析し、絞っていったそうです。
見学に行く回数を増やしながら、同じ系列の幼稚園にも見学に行ったとお話していただきました。
試験は、筆記試験、音の聞き分け?聴覚のテスト、実技テスト、ピアノ自由曲、だったそうです。音楽教育が充実している園であったため、音楽を中心に試験が行われていました。
決め手としては「やらされている感」がない!!!!言葉だけでなく、実際に園で行われているからこそ子どもたち自身も楽しそうに活動に取り組んでいる姿があったそうです。職員の様子も、休憩中も子ども中心の会話をしている、常に語り合いをしている、といったように保育専門職としての人間関係も実際に行われていたそうです!
自身の課題と今後の展望は、字を丁寧に書けるように練習をしていく、体調管理に気をつける(正しい手洗いうがいを心がける)、筋トレに重点を置いて日々の健康管理に取り組むなど、会場の笑いを取りながらも、10の姿と5領域の勉強をしたいとおっしゃっていました。
展望としては、その園の伝統や文化を大切しながら何事も積極的に挑戦する、専門性を含んだ保育者との語り合いを大切にして日々の保育の質を高めるとのことでした。最後に男子学生の目線として、後輩のみんなへメッセージをいただきました。
- 家事をできるようにしておこう
- 自分の強みを知ろう(陸さんの強みは人を笑わせること!)
- 自分の感覚を信じよう
- いまのうちに様々な経験をしよう
続いて、公務員に内定を頂いた遠藤吏香さんから、「公務員保育士を目指して」をテーマにお話していただきました。
公務員保育士とは、自治体ごとの公立の保育所、児童福祉施設、関連機関などに配属されるため、必ずしも子どもたちと関わることができないということが言えます。
実習前の公務員保育士のイメージは、福利厚生がしっかりしている、安定しているという漠然な考えしかなかったそうです。しかし、勉強が大変、勉強してまで公務員保育士になりたいかなと悩み始めるようになったそうですが、大きなきっかけとなる出来事がありました。
大きなきっかけとなる出来事は、公立保育所での保育所実習です。魔女のように女優のようになりきって子どもたちを引きつけてる保育者の姿をみて、吏香さんもこんな保育ができたらと思い始めたそうです。保育所実習を経て、公立保育所での保育の魅力は、特色がないことが特色、保育の基礎を学べると感じたので公立保育所を受けるように決めたそうです!
公務員プロジェクトの発足をきっかけにやる気スイッチが入り、早速、テキストを購入しました。公務員の試験内容は、教養と呼ばれる公務員の基礎と専門と呼ばれる保育専門科目の2種類があります。
一次試験 筆記試験(教養?専門)40問
二次試験① 体力検査、論文、適性検査
二次試験② 個人面接
地域によって科目や問題数は異なりますが、仙台市の公務員試験はこのようになっています。
2月 スイスイ(教養)の数的処理の勉強を!
3月 関東の園見学、アルバイトを中心になってしまいなかなか勉強に取り組めない
4?5月 カフェや学習ホールで勉強、朝定を食べてから部屋を使って授業まで勉強
ここから本格的に勉強に力を入れ始めたそうです。
6月 幼保模試をプロジェクト内で取り組んだ
公立保育所でのボランティア(2日間)
公立保育園だからこそできないこととして、施設面では、施設が古くなっていても新しくすることができないため、民営化も進んでいる、人事面では、自分自身で配属先を希望することができないということもあります。
実習を終えて公務員保育士のイメージに変化が現れました。保育の基礎を学べる、経験豊富な保育者、成長し続けられる環境、とイメージが異なり前向きな気持ちになりました!
公立と私立は公立の方が安定と言われていることはご存知だと思います。公立の保育園は園の理念がほとんど共通しているため、異動をしても働きやすい環境である「特色」よりも保育の基礎すなわち「標準的な保育」を学ぶことができる。本当の安定とは安定した環境の中で、安定した保育を行い、安定した成長のこと言います!
7月 東京アカデミーの自宅試験の模試を受ける(50問型)
仙台市の公立保育士の募集要項が出て、受付が始まる
8月 仙台市への受検申し込みの書類を送る
民間保育園の合同説明会にも足を運ぶ(不安の思いから)
最大で1日8時間以上の勉強をしていた日もあるそうです。友達とご飯に行くなどの息抜きを適度にしながら、モチベーションを高め、メリハリをつけて、勉強を進めていくことが大切だと教えていただきました。
9月 一次試験に向けてラストスパート
10月 一次試験を無事に突破
二次試験① 体力検査、論文、適性検査
幼稚園実習向けての準備(電話かけ、事前訪問など)
11月 二次試験突破し内定をいただく
幼稚園教育実習開始
公務員試験は 葛藤と自分との闘いの日々だったそうです。葛藤と自分との闘いがあったこそ、公務員試験を乗り越え内定をいただくことができたとお話していただきました。
最後に寺本さんから、自分が保育者として、長く働くことのイメージを持つことが就活をする上でとても大切なことになってくるとお話していただきました。また、目標をもって努力し、子どもを第一に考えた保育をおこなうこと。現場に出て、丁寧な保育をしながら自分自身の保育を振り返ること。教えていただくことには根拠があるため、その根拠を確認しながら、謙虚な姿勢と耳を傾ける姿勢であるべきとお言葉をいただきました。
保育者として、現場に出ても自分の保育の振り返りと学び続ける姿勢が大切であるということが改めてわかりました。
ここからはぴよねっと3年小松が記事を担当いたします!
続いてのパネリストは、稲葉菜南子さんです。『出会いが紡ぐ内定物語とこれからの私』というテーマのもと、話をしていただきました!
『就職』とは人生におけるターニングポイントになると思います。現在、保育界は保育者不足に陥っていて、そのために数多ある園の中からどこを選んでいいか迷ったり、葛藤したりすることもありますよね。そんな中、菜南子さんは、『ここで保育者としての一歩を踏み出したい!』と思える園に出会うことができたそうです。一体菜南子さんは、どのようにしてそのような園に出会ったのでしょうか?!
菜南子さんは、大学3年生から実習前まで、とりあえず学校に通い、授業を受け、普通~の学生生活を送っていたそうです。3年生の8月、当時ミシュランの4年生だった先輩と話す機会がありました。その先輩の中の1人、MさんのY先生の保育のエピソードを聞いて、「私も実習に行ったら、たくさん感動に出会えるんだろうな、楽しみだな!」と思い、実習に臨みました。が、しかし…実際は、先輩達のように感動出来なかったのです。そこで、先輩方は、勉強していたからこそ、保育の素晴らしさを見抜けていたということに気づいた菜南子さんは、『学生最後の1年、ミシュランで保育を勉強しよう!』と決意しました。
ミシュランの活動を開始してからは、先輩インタビューと評価指標を平行して行ってきました。そんな中、友人から誘われて行ったM園との偶然の出会いがありました。自然を大切にしたM園の保育を見て『素敵だなあ』と感じることが出来たそうです。また、ミシュランの活動を通して、H会と出会います。
園長先生の保育に対する熱意や、学び続けていこうとする姿勢、また、保育学生の意見を大切にしてくださる姿勢や、根拠のある保育を実践している様子…菜南子さんは再び『すごい!』と思える園に出会えました。H会の先輩Tさんとの出会いもあり、保育に対する向き合い方や考え方の幅広さに感銘を受け、『こんな保育者になりたい!』という明確なイメージも生まれてきました。
9月になると本格的に就職したい園を決めるのに悩みはじめました。悩んでいたのは、M園とH会でした。そんな中、W先生から一言…「悩むだけの材料(情報)がないのに、言葉だけでただ悩んでも無駄なだけだ!」と。そこで、菜南子さんはもう一度M園とH会の話を聞かせていただき、自分の疑問や不安を解決しようとしました。M園には直接足を運び、H会の方には、先輩であるTさんとお電話をする機会を設けていただき、話を聞いたそうです。Tさんとの電話で、H会で働いていて感じることや、園長先生方の保育の思い、園長先生方の職員への思いなどをお聞きすることが出来ました。菜南子さんは、学生に対してこんなにも親身になって話を聞いてくださるTさんに対して、改めて『人間性を含んだ専門性』を感じました。また、そんな時に、ミシュランで先輩インタビューを行っていた際の、ある先輩の一言を思い出します。「これからの保育士人生を考えると、最初の保育園での保育観はすごく365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だと思う。1年目ではまだわからないことが多く、先輩保育士の真似をしたり、園の方針に染まってしまう部分もある。だから自分の保育観の土台作りをする上で最初に就職する園は大事。」ここで菜南子さんは、自分の保育の土台とは何か、どんな保育をしていきたいかを考えるようになり、ついに決断…!常に子どもにとっての1番を考える丁寧な保育を行っているH会に履歴書を出すことにしたのです!
ミシュランの活動を通して言語化する能力が養われていた菜南子さんは、志望動機が収まらないほど書きたいことが溢れていました。そして見事、内定を勝ち取ることができたのです。
菜南子さんは、内定した今も、最後の研究に励み、アクションプランを作成しました。4月1日から社会人として働きだす自分のためです。『保育の就活ガイドライン2017』のフェーズⅤでは、内定から就職までの流れが示されています。
1月 園の方針?理念を深める
保育の実際を学ぶ
2月 園のシフト(早番?遅番)時間で保育参画を行う
働き始めた時の生活を想定してルーティーンを行う
3月 記録や指導計画等の事務的な仕事を知る
園の物の場所や使い方等、園のルールを知る
ミシュランで行っていた先輩インタビューでは、「何がわからないかもわからない!」といった声もありました。4月1日から事前に知っておくことができることを少しでも吸収しておくことは、学び続ける保育者としての第1歩でもあるのですね~。
この1年間、菜南子さんはがむしゃらに『保育』を勉強してきました。『これが本当に幸せな就職に繋がっていくの?』と思う時もあったそうです。それでも、勉強すればするほど保育がおもしろくなっていき、保育の見方や考え方が変わっていったのです。『保育の就活は、保育を深く勉強する過程である』という言葉は、福祉大の保育士課程で何度も聞かれる言葉です。菜南子さんはこの言葉の妥当性を身をもって体感することが出来たのでした。
ここからは寺村さんからの指定討論です。
寺村さんは、菜南子さんが熱心に質問してくることから刺激を受けるとおっしゃっていました。少し聞きづらいようなことでも聞こうとしてくれるところから、保育に対する熱意を感じたそうです。
一方で菜南子さんは、寺村さんならきっと聞き入れてくださるという信頼があったからこそ、素直に話すことができたとのこと。
実は、菜南子さんの発表で出てきたTさんは、寺村さんのことなんですよ…!菜南子さんは4月からも素敵な職場と環境に囲まれて、悩みながらも幸せな保育士生活を送ることができるのではないでしょうか…!
稲葉菜南子さん、ありがとうございました!
公務員保育士とは、自治体ごとの公立の保育所、児童福祉施設、関連機関などに配属されるため、必ずしも子どもたちと関わることができないということが言えます。
実習前の公務員保育士のイメージは、福利厚生がしっかりしている、安定しているという漠然な考えしかなかったそうです。しかし、勉強が大変、勉強してまで公務員保育士になりたいかなと悩み始めるようになったそうですが、大きなきっかけとなる出来事がありました。
大きなきっかけとなる出来事は、公立保育所での保育所実習です。魔女のように女優のようになりきって子どもたちを引きつけてる保育者の姿をみて、吏香さんもこんな保育ができたらと思い始めたそうです。保育所実習を経て、公立保育所での保育の魅力は、特色がないことが特色、保育の基礎を学べると感じたので公立保育所を受けるように決めたそうです!
公務員プロジェクトの発足をきっかけにやる気スイッチが入り、早速、テキストを購入しました。公務員の試験内容は、教養と呼ばれる公務員の基礎と専門と呼ばれる保育専門科目の2種類があります。
一次試験 筆記試験(教養?専門)40問
二次試験① 体力検査、論文、適性検査
二次試験② 個人面接
地域によって科目や問題数は異なりますが、仙台市の公務員試験はこのようになっています。
2月 スイスイ(教養)の数的処理の勉強を!
3月 関東の園見学、アルバイトを中心になってしまいなかなか勉強に取り組めない
4?5月 カフェや学習ホールで勉強、朝定を食べてから部屋を使って授業まで勉強
ここから本格的に勉強に力を入れ始めたそうです。
6月 幼保模試をプロジェクト内で取り組んだ
公立保育所でのボランティア(2日間)
公立保育園だからこそできないこととして、施設面では、施設が古くなっていても新しくすることができないため、民営化も進んでいる、人事面では、自分自身で配属先を希望することができないということもあります。
実習を終えて公務員保育士のイメージに変化が現れました。保育の基礎を学べる、経験豊富な保育者、成長し続けられる環境、とイメージが異なり前向きな気持ちになりました!
公立と私立は公立の方が安定と言われていることはご存知だと思います。公立の保育園は園の理念がほとんど共通しているため、異動をしても働きやすい環境である「特色」よりも保育の基礎すなわち「標準的な保育」を学ぶことができる。本当の安定とは安定した環境の中で、安定した保育を行い、安定した成長のこと言います!
7月 東京アカデミーの自宅試験の模試を受ける(50問型)
仙台市の公立保育士の募集要項が出て、受付が始まる
8月 仙台市への受検申し込みの書類を送る
民間保育園の合同説明会にも足を運ぶ(不安の思いから)
最大で1日8時間以上の勉強をしていた日もあるそうです。友達とご飯に行くなどの息抜きを適度にしながら、モチベーションを高め、メリハリをつけて、勉強を進めていくことが大切だと教えていただきました。
9月 一次試験に向けてラストスパート
10月 一次試験を無事に突破
二次試験① 体力検査、論文、適性検査
幼稚園実習向けての準備(電話かけ、事前訪問など)
11月 二次試験突破し内定をいただく
幼稚園教育実習開始
公務員試験は 葛藤と自分との闘いの日々だったそうです。葛藤と自分との闘いがあったこそ、公務員試験を乗り越え内定をいただくことができたとお話していただきました。
最後に寺本さんから、自分が保育者として、長く働くことのイメージを持つことが就活をする上でとても大切なことになってくるとお話していただきました。また、目標をもって努力し、子どもを第一に考えた保育をおこなうこと。現場に出て、丁寧な保育をしながら自分自身の保育を振り返ること。教えていただくことには根拠があるため、その根拠を確認しながら、謙虚な姿勢と耳を傾ける姿勢であるべきとお言葉をいただきました。
保育者として、現場に出ても自分の保育の振り返りと学び続ける姿勢が大切であるということが改めてわかりました。
ここからはぴよねっと3年小松が記事を担当いたします!
続いてのパネリストは、稲葉菜南子さんです。『出会いが紡ぐ内定物語とこれからの私』というテーマのもと、話をしていただきました!
『就職』とは人生におけるターニングポイントになると思います。現在、保育界は保育者不足に陥っていて、そのために数多ある園の中からどこを選んでいいか迷ったり、葛藤したりすることもありますよね。そんな中、菜南子さんは、『ここで保育者としての一歩を踏み出したい!』と思える園に出会うことができたそうです。一体菜南子さんは、どのようにしてそのような園に出会ったのでしょうか?!
菜南子さんは、大学3年生から実習前まで、とりあえず学校に通い、授業を受け、普通~の学生生活を送っていたそうです。3年生の8月、当時ミシュランの4年生だった先輩と話す機会がありました。その先輩の中の1人、MさんのY先生の保育のエピソードを聞いて、「私も実習に行ったら、たくさん感動に出会えるんだろうな、楽しみだな!」と思い、実習に臨みました。が、しかし…実際は、先輩達のように感動出来なかったのです。そこで、先輩方は、勉強していたからこそ、保育の素晴らしさを見抜けていたということに気づいた菜南子さんは、『学生最後の1年、ミシュランで保育を勉強しよう!』と決意しました。
ミシュランの活動を開始してからは、先輩インタビューと評価指標を平行して行ってきました。そんな中、友人から誘われて行ったM園との偶然の出会いがありました。自然を大切にしたM園の保育を見て『素敵だなあ』と感じることが出来たそうです。また、ミシュランの活動を通して、H会と出会います。
園長先生の保育に対する熱意や、学び続けていこうとする姿勢、また、保育学生の意見を大切にしてくださる姿勢や、根拠のある保育を実践している様子…菜南子さんは再び『すごい!』と思える園に出会えました。H会の先輩Tさんとの出会いもあり、保育に対する向き合い方や考え方の幅広さに感銘を受け、『こんな保育者になりたい!』という明確なイメージも生まれてきました。
9月になると本格的に就職したい園を決めるのに悩みはじめました。悩んでいたのは、M園とH会でした。そんな中、W先生から一言…「悩むだけの材料(情報)がないのに、言葉だけでただ悩んでも無駄なだけだ!」と。そこで、菜南子さんはもう一度M園とH会の話を聞かせていただき、自分の疑問や不安を解決しようとしました。M園には直接足を運び、H会の方には、先輩であるTさんとお電話をする機会を設けていただき、話を聞いたそうです。Tさんとの電話で、H会で働いていて感じることや、園長先生方の保育の思い、園長先生方の職員への思いなどをお聞きすることが出来ました。菜南子さんは、学生に対してこんなにも親身になって話を聞いてくださるTさんに対して、改めて『人間性を含んだ専門性』を感じました。また、そんな時に、ミシュランで先輩インタビューを行っていた際の、ある先輩の一言を思い出します。「これからの保育士人生を考えると、最初の保育園での保育観はすごく365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だと思う。1年目ではまだわからないことが多く、先輩保育士の真似をしたり、園の方針に染まってしまう部分もある。だから自分の保育観の土台作りをする上で最初に就職する園は大事。」ここで菜南子さんは、自分の保育の土台とは何か、どんな保育をしていきたいかを考えるようになり、ついに決断…!常に子どもにとっての1番を考える丁寧な保育を行っているH会に履歴書を出すことにしたのです!
ミシュランの活動を通して言語化する能力が養われていた菜南子さんは、志望動機が収まらないほど書きたいことが溢れていました。そして見事、内定を勝ち取ることができたのです。
菜南子さんは、内定した今も、最後の研究に励み、アクションプランを作成しました。4月1日から社会人として働きだす自分のためです。『保育の就活ガイドライン2017』のフェーズⅤでは、内定から就職までの流れが示されています。
1月 園の方針?理念を深める
保育の実際を学ぶ
2月 園のシフト(早番?遅番)時間で保育参画を行う
働き始めた時の生活を想定してルーティーンを行う
3月 記録や指導計画等の事務的な仕事を知る
園の物の場所や使い方等、園のルールを知る
ミシュランで行っていた先輩インタビューでは、「何がわからないかもわからない!」といった声もありました。4月1日から事前に知っておくことができることを少しでも吸収しておくことは、学び続ける保育者としての第1歩でもあるのですね~。
この1年間、菜南子さんはがむしゃらに『保育』を勉強してきました。『これが本当に幸せな就職に繋がっていくの?』と思う時もあったそうです。それでも、勉強すればするほど保育がおもしろくなっていき、保育の見方や考え方が変わっていったのです。『保育の就活は、保育を深く勉強する過程である』という言葉は、福祉大の保育士課程で何度も聞かれる言葉です。菜南子さんはこの言葉の妥当性を身をもって体感することが出来たのでした。
ここからは寺村さんからの指定討論です。
寺村さんは、菜南子さんが熱心に質問してくることから刺激を受けるとおっしゃっていました。少し聞きづらいようなことでも聞こうとしてくれるところから、保育に対する熱意を感じたそうです。
一方で菜南子さんは、寺村さんならきっと聞き入れてくださるという信頼があったからこそ、素直に話すことができたとのこと。
実は、菜南子さんの発表で出てきたTさんは、寺村さんのことなんですよ…!菜南子さんは4月からも素敵な職場と環境に囲まれて、悩みながらも幸せな保育士生活を送ることができるのではないでしょうか…!
稲葉菜南子さん、ありがとうございました!
続いてのパネリストは、寄松彩乃さんです。
『出会ってしまった終わりなき学び』というテーマで話をしてくださいました。
彩乃さんは、過ごしてきた1年間を振り返って「ものすごく幸せな1年だった」と断言していました。「もっと勉強をしたい」とも。そんな彩乃さんはどのようにして幸せな1年間を過ごしてきたのでしょうか!
1年生から3年生までの彩乃さんは、授業→バイト→遊び→授業→バイト→遊び…(笑)専門的な知識の授業なんてちんぷんかんぷん。『保育って思ってたより難しいなあ』と思っていたそうです。3年生の冬、漠然と『就活ってどうやるの…?』と思い始めた彩乃さんに転機が…!それは、当時のミシュランの先輩が行った、保育キャリアデザインセミナーにて、『保育就活ガイドライン2016』の発表です。彩乃さんは「『保育就活ガイドライン』?!しかも、『絶対幸せな就職が待っています』って断言してる…なんで?!」と感じました。そこで、休憩中に素朴な疑問を先輩方にぶつけてみると、「聞いてくれてありがとう!」と言ってくださり、後日話をお聞きする機会が設けてくださったそうです。彩乃さんは、先輩と話をすればすほど、『私もこうなりたい!』という気持ちが大きくなっていきました。こうして彩乃さんはミシュランプロジェクトで保育の勉強をすることを決意します。
3月になり、いよいよ始まったミシュランの活動。彩乃さんは、先輩が言っていたK園に行ってみることにしました。そこで彩乃さんは『すごい!』と衝撃を受けます。子どもがどんどん主体的に活動を展開していく姿が見られたのです。関東遠征では、何度もなんども対話を重ねました。たくさんの素晴らしい先生方との出会いがあり、少しずつ『こんな保育者になりたい!』というビジョンが見えてきたそうです。
4年生の10月になり、思いがけずK園からの求人が!彩乃さんは、もともと『K園で働けたらどれだけ幸せだろう…』と思っていたものの、すぐに決断出来ませんでした。地元で働こうと考えていたことや、1年目の先輩の大変な思いも知っている自分…『私なんかにK園の保育士が務まるのだろうか』という思いもありました。しかし、そこでK園の先輩から、『求められているのは、保育技術でもなくて、保育に対する強い思いなんじゃないかな。』という言葉をかけられて、挑戦を決意します!
履歴書の作成では、書きたいことがたくさんあるあまり、先生に内容を削ってもらうほど…(笑)これも、本気になって保育と向き合ってきたからこそだと、彩乃さんは気づくことができました。
12月、K園でのクリスマス会に参加し、その後の反省会で直接内定をいただくことが出来たそうです!先生方からお祝いしていただき、『頑張ってきてよかった!』と幸せを感じることができた彩乃さんでした。
そんな彩乃さんは、まだまだ勉強を続けていきます。『保育就活ガイドライン2017』フェーズⅤに乗っ取り、自分だけのカリキュラムを作りました。
①早起きの習慣
②4月からギャップだらけの自分を見通す
③0~5歳児クラスの満遍なく入る保育参画を行う
④事務仕事や物の配置等、覚えなければならないことを知る
自らの課題を見出し、4月に最高のスタートを切れるように準備をしていくことが大事なのだと思います!
彩乃さんは、就活について悩んでいた大学3年生の自分に声をかけるなら、「保育の就活は保育を勉強すること」と声をかけるそうです。保育と向き合い続けた1年間を経て、彩乃さんは心から幸せと断言できる1年と、就職を手に入れたのでした。
では、寺村さんの指定討論です。が、彩乃さんから寺村さんへの質問がありました。卒業式の前日まで勉強をしていた、という寺村さん。当時の寺村さんの心境は?という質問です。寺村さんは、保育の勉強がしたくて進学したのに、授業を聞いていてどんな意味?とわからないのが悔しかったそうです。それをきっかけに自分がどんな保育者になりたいのか考えるようになりました。文献を読んだり、話を聞いたりするうちに、保育の仕事がどんなにすばらしいことか気づくことができ、卒業して7年たっても、保育について語り合うことに幸せを感じるそうです。素敵ですよね~!彩乃さんもきっと、寺村さんのように学び続ける保育者になっていくのでしょうね…!
寄松彩乃さん、ありがとうございました!
以上で第2部終了です!
続いて、シンポジウムⅡでは、短い時間ながら、
浅野大介さんからは、
①子どもが大人になった時どう育つか具体的にイメージする
②そのために保育業界の外の人達を話をしていく
③世界の保育の動向を知る
④想定外に対応できるようになる
⑤価値観の面で柔軟になる
というようなお話をしていただきました。
岩井絹江先生からは、
気づきと感動の教育を受けることができる福祉大の環境を喜んでほしい、というお言葉をいただきました。
林義仁先生からは、
?見落としている定型通りではないものがないか
?園にどうやって保育を作ってきたのか苦労してきた部分を聞いてヒントを得る
?福祉大から社会に対して教育のあるべき姿の提言をしていく
というアドバイスをいただきました。
短い時間ながら大変貴重すぎるお話をいただきましたね…!いろんな視点を持つ大人の先輩からの話はとても勉強になり、個人的にいろんなことを考えさせられました…!
お三方、ありがとうございました!
『出会ってしまった終わりなき学び』というテーマで話をしてくださいました。
彩乃さんは、過ごしてきた1年間を振り返って「ものすごく幸せな1年だった」と断言していました。「もっと勉強をしたい」とも。そんな彩乃さんはどのようにして幸せな1年間を過ごしてきたのでしょうか!
1年生から3年生までの彩乃さんは、授業→バイト→遊び→授業→バイト→遊び…(笑)専門的な知識の授業なんてちんぷんかんぷん。『保育って思ってたより難しいなあ』と思っていたそうです。3年生の冬、漠然と『就活ってどうやるの…?』と思い始めた彩乃さんに転機が…!それは、当時のミシュランの先輩が行った、保育キャリアデザインセミナーにて、『保育就活ガイドライン2016』の発表です。彩乃さんは「『保育就活ガイドライン』?!しかも、『絶対幸せな就職が待っています』って断言してる…なんで?!」と感じました。そこで、休憩中に素朴な疑問を先輩方にぶつけてみると、「聞いてくれてありがとう!」と言ってくださり、後日話をお聞きする機会が設けてくださったそうです。彩乃さんは、先輩と話をすればすほど、『私もこうなりたい!』という気持ちが大きくなっていきました。こうして彩乃さんはミシュランプロジェクトで保育の勉強をすることを決意します。
3月になり、いよいよ始まったミシュランの活動。彩乃さんは、先輩が言っていたK園に行ってみることにしました。そこで彩乃さんは『すごい!』と衝撃を受けます。子どもがどんどん主体的に活動を展開していく姿が見られたのです。関東遠征では、何度もなんども対話を重ねました。たくさんの素晴らしい先生方との出会いがあり、少しずつ『こんな保育者になりたい!』というビジョンが見えてきたそうです。
4年生の10月になり、思いがけずK園からの求人が!彩乃さんは、もともと『K園で働けたらどれだけ幸せだろう…』と思っていたものの、すぐに決断出来ませんでした。地元で働こうと考えていたことや、1年目の先輩の大変な思いも知っている自分…『私なんかにK園の保育士が務まるのだろうか』という思いもありました。しかし、そこでK園の先輩から、『求められているのは、保育技術でもなくて、保育に対する強い思いなんじゃないかな。』という言葉をかけられて、挑戦を決意します!
履歴書の作成では、書きたいことがたくさんあるあまり、先生に内容を削ってもらうほど…(笑)これも、本気になって保育と向き合ってきたからこそだと、彩乃さんは気づくことができました。
12月、K園でのクリスマス会に参加し、その後の反省会で直接内定をいただくことが出来たそうです!先生方からお祝いしていただき、『頑張ってきてよかった!』と幸せを感じることができた彩乃さんでした。
そんな彩乃さんは、まだまだ勉強を続けていきます。『保育就活ガイドライン2017』フェーズⅤに乗っ取り、自分だけのカリキュラムを作りました。
①早起きの習慣
②4月からギャップだらけの自分を見通す
③0~5歳児クラスの満遍なく入る保育参画を行う
④事務仕事や物の配置等、覚えなければならないことを知る
自らの課題を見出し、4月に最高のスタートを切れるように準備をしていくことが大事なのだと思います!
彩乃さんは、就活について悩んでいた大学3年生の自分に声をかけるなら、「保育の就活は保育を勉強すること」と声をかけるそうです。保育と向き合い続けた1年間を経て、彩乃さんは心から幸せと断言できる1年と、就職を手に入れたのでした。
では、寺村さんの指定討論です。が、彩乃さんから寺村さんへの質問がありました。卒業式の前日まで勉強をしていた、という寺村さん。当時の寺村さんの心境は?という質問です。寺村さんは、保育の勉強がしたくて進学したのに、授業を聞いていてどんな意味?とわからないのが悔しかったそうです。それをきっかけに自分がどんな保育者になりたいのか考えるようになりました。文献を読んだり、話を聞いたりするうちに、保育の仕事がどんなにすばらしいことか気づくことができ、卒業して7年たっても、保育について語り合うことに幸せを感じるそうです。素敵ですよね~!彩乃さんもきっと、寺村さんのように学び続ける保育者になっていくのでしょうね…!
寄松彩乃さん、ありがとうございました!
以上で第2部終了です!
続いて、シンポジウムⅡでは、短い時間ながら、
- 経済産業省 大臣官房政策審議室企画官 兼教育サービス産業室長 浅野大介 氏
- 東京家政大学 常務理事 岩井絹江 氏
- 株式会社バトン 代表取締役 東北福祉大学兼任講師 林義仁 氏
浅野大介さんからは、
①子どもが大人になった時どう育つか具体的にイメージする
②そのために保育業界の外の人達を話をしていく
③世界の保育の動向を知る
④想定外に対応できるようになる
⑤価値観の面で柔軟になる
というようなお話をしていただきました。
岩井絹江先生からは、
気づきと感動の教育を受けることができる福祉大の環境を喜んでほしい、というお言葉をいただきました。
林義仁先生からは、
?見落としている定型通りではないものがないか
?園にどうやって保育を作ってきたのか苦労してきた部分を聞いてヒントを得る
?福祉大から社会に対して教育のあるべき姿の提言をしていく
というアドバイスをいただきました。
短い時間ながら大変貴重すぎるお話をいただきましたね…!いろんな視点を持つ大人の先輩からの話はとても勉強になり、個人的にいろんなことを考えさせられました…!
お三方、ありがとうございました!
以上で、保育キャリアデザインセミナー2017inWinterは終了になります!みなさま、お疲れ様でした!!
記事担当者:阿部里美?小松咲永
記事担当者:阿部里美?小松咲永