2020/07/10 保育士?幼稚園課程

教育実習(幼?小)の事前事後指導

7月10日の5限に行われた教育実習の事前事後指導では、前回に引き続き山崎敦子先生による「指導案」の講義が行われました。前半は指導案の「評価」の部分、後半は運動遊びなどルールを伴う指導案についての2つに分けて行われました。

初めに、評価についてです。評価の目的とは保育を振り返ることで子どもの理解を深め、次の保育に活かしていくことです。評価の観点は2つあり、1つ目は子どもを主体にした評価、2つ目は実習生を主体にした評価の2つです。ねらいを受けて子どもたちの姿はどうだったのか、実習生の援助?配慮、環境構成、子どもへの関わり方、時間配分は適切だったかを振り返ることが大切です。

続いてルールのある活動についてお話がありました。今回は「パネル返しゲーム」について議論が行われ、実習生が作成した指導案を見ながら、活動を進めていくにあたって足りない点を挙げていく時間が設けられました。

挙げられた意見は以下の通りです。
?パネルをどのように数えるのか
?パネルを並べる際、子どもが待っていられるのか
?実習生の周りで待つとき(ゲーム前)の環境図を明確に書いた方が良いのではないか
?ゲームのスタートラインは事前に貼っておくのか
?チームをどのように分けるのか

ルールのあるゲームを行う場合は、ルールをわかりやすく伝えること、実習生も楽しさを共有し、雰囲気を盛り上げることが大切だそうです。更に山崎先生からは保育室からプレイルームに移る際の援助が曖昧になっている、①の意見から勝ち負けをどのように決めるのかが分からなという点やゲームをする前に一度練習をした方が良いとのお話がありました。

また、子どもの姿については今回は勝ち負けのあるゲームであることから負けたチームに対してどのように援助をしていくのかを考えることや、引き分けになったときにはもう一度行なうのかそうではないかを子どもの様子を見て決めていく必要があるとのお話がありました。

指導案を書く際には文章を書く場合でも「笑顔で~する」、「温かく/優しく/丁寧に/ゆっくり~する」など温かみのある言葉を入れて書くことで子どもたちにとっても充実した活動になっていくとおっしゃっていました。

予想される子どもの姿や活動を進めていく際に必要なことは非常に多くあります。子どもたちの立場に立って何が必要なのかを考えていくことが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@であり、何が足りなかったを考え、反省を次に活かしていくことでより良い保育になるのではないでしょうか。

記事担当 五十嵐廉