宮城県の委託事業として、本学が通算6年に渡り行って参りました「宮城県外国人介護人材日本語学習支援事業」において、介護福祉士国家試験対策コースの上級クラスの受講生7名が今年の第35回介護福祉士国家試験を受験し5名が合格、また、365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@4年度は不参加でしたが、本事業開始年度から参加していた定住者の方が1名合格されました。本事業は宮城県内に在住する介護職または介護職を希望する外国人の方々に、介護現場で就労するために必要な介護日本語の理解および介護の知識?技術の学習を支援するもので、介護福祉士の資格取得と宮城県での就労の定着に結びつくことを目的としております。今回合格を果たした外国人の方々はインドネシア、ベトナム、およびフィリピンといった非漢字圏の出身者であり、日々介護職として就労しながら長期にわたる学習を経て介護福祉士国家試験に合格を果たしました。介護福祉士養成施設の留学生の合格率が46.3％、EPA（経済連携協定）介護福祉士候補者の合格率が65.4％である中で、本講座では77.8％という高い合格率を達成することができました。ひとえに受講生の方々の並々ならぬ努力と介護日本語を担当する外部講師および介護の知識?技術を担当した社会福祉学科の相場恵講師らのそれぞれの専門分野を超えての連携と、単に介護の知識?技術の伝授にとどまらない、定着に向けての多文化交流や多様性の尊重にも軸足を置いた充実した学習支援が結実したものといえます。

 宮城県では高齢化の進展に伴い、2025年には4,328人、2040年には10,042人の介護職員が不足すると推計されています。外国人介護人材など多様な介護人材の確保と養成は国の非常に365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な政策と位置づけられています。本事業は365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@4年度をもって終了となりましたが、今後、本講座で学習した外国人介護人材の方々や宮城県で就労を希望する外国人の方々が介護現場でさらに活躍されることを期待しています。

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https://www.mhlw.go.jp/content/12004000/001075865.pdf