2023/07/10 国際交流 教育学科
「異文化理解Ⅱ」(教育学科英語科コース)を受講する学生10名と「国際ゼミ?文化から読み解くことばと心」(留学生のための国際交流プログラム)を受講する留学生18名が「災害と命」をテーマに国際共修授業に参加しました。
「異文化理解Ⅰ?Ⅱ」および「国際ゼミ」では、互いに言語や文化的背景の異なる学生たちが一定の共通のプロジェクトのもとで、共に交流しながら学ぶ国際共修を取り入れています。6月20日には互いをよく知る交流活動を行い、その後それぞれの授業で「東日本大震災の記憶を辿る」学習やいざというときどう行動するのかといった災害シミュレーション学習を行い、その上で6月24日には留学生と日本人学生が震災で甚大な被害を受けた閖上の震災遺構を実際に訪ねる活動を行いました。2011年の東日本大震災で何があったのか、人々は何を経験し命を守ろうとしたのか、日頃から何をしておく必要があるのかなど、名取川沿いの閖上の町を共に歩き、新たなまちづくりと復興の歩みと課題を肌で感じながら「災害と命の大切さ」について伝え合い、学び合いました。
参加した学生からのコメント:
事前の交流会、学習会ではお互いに質問をし合うなどを通して異文化の発見や理解を深めていくことが出来た。そして、閖上において留学生と一緒に見て、話をする事で災害というある程度共通した範囲での比較をする機会になった。また、東日本大震災を風化させないために日本人だけが努力するのではなく、グローバルに捉えていく必要があるのだろうと考えた。(教育学科2年)
留学生は津波や地震に興味を持ってくれていて、共に学ぶことができました。今までは震災を経験した人としか学んでこなかったのですが、震災を経験したことのない留学生と学ぶことができ、刺激的で自分自身ももっと勉強するべきだと思いました。(教育学科2年)
私は留学生たちに地震の体験談をした時に興味津々になって聞いてくれてとても嬉しかったと同時に命を守るためにするべきことを一緒に考えることが出来たと思いました。とても有意義な時間でした。(教育学科2年)
もし大きな地震が起きたら、どうすればいいだろう?日本人の学生さんからたくさんアドバイスをもらった。まず、地震が起きたら、ドアや窓を開けて、室内の安全なところに避難した方がいい。海沿いの町にいて津波から逃れるためには、できるだけ遠くにより高いところに走って逃げることが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@だ。自然災害に対して、日本人の友達が色々な防災方法を教えてくれた。(留学生)
閖上の中に復活を感じることができた。きっと他国にもこのような復活の経験を必要とする未来が来ると思っています。実際に災害が発生すると、どのような被害が発生するのか教えてあげたいです。そういう時のために頭で考えて、行動する練習を1人でしてみることが大切だと思います。(留学生)
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