11月8日、22日、12月6日、20日、1月10日の全5回、仙台駅東口キャンパスで、本学教授の岡田清一先生による「鎌倉幕府はいかにして成立したか（1）—『吾妻鏡』を読む—」を開講しました。

源頼朝は鎌倉幕府を創設する過程で、治承?寿永の争乱といわれる、平家や木曽義仲との戦いをくり広げました。しかし、その道のりは軍事的な戦いばかりでなく、京都?後白河院との交渉、さらには養和元年（1181年）の飢饉という天災とも対峙しなければならなかったのです。今期は、頼朝成功の背景を『吾妻鏡』治承4年～養和元年条などを読むなかで考えました。


受講者の感想
「吾妻鏡は初めての講座で、資料を手に取ったとき場違いか？と思いましたが、2回目頃から先生の読む文章にも少しずつついて行く事ができるようになり、昔の地図もそえられているのでだんだん楽しくなりました。深く知ることが出来て良かったです」
「奥州合戦の経緯について興味を持っていたので受講しました。今回、系図及び地図等の参考資料が良かったです」