10月27日、仙台駅東口キャンパスを会場に渡部芳彦先生（本学教授）、秋山利津子先生（介護老人保健施設せんだんの丘勤務、歯科衛生士）による「栄養サポート?口腔ケアセミナー」を開講しました。

本セミナーでは、要介護者の食事に関わる様々な課題に焦点を当てて、日常の介護?看護に活かせるような情報を提供しています。前半は栄養?口腔ケアの基礎理論として、各種疫学研究に基づく口腔ケアの根拠を学ぶとともに、摂食?嚥下に関与する解剖生理や口腔機能低下症の検査方法などの理解を深めました。後半は高齢者介護施設での事例の紹介や実技として様々な口腔ケア用品を体験使用したり、介護食を試食することで、ケアの実践方法や技術を身につける機会としました。




受講者の感想
「口腔衛生管理について理解を深めることができました。また症例を通してわかりやすい内容だったと思います。今後の訪問診療や施設で口腔衛生管理に役立てたいと思います。」
「歯科衛生士をしております。当院でもオーラルフレイルについて数ヶ月前から勉強しているところです。今日の講義は大変参考になりました。」
「実際のケースの紹介があり、わかりやすかったです。多職種との連絡?連携が大切だと改めて思いました。誰がみても分かりやすいチャートを使用するなど、より具体的になり、取り入れやすいと思いました。」
「歯科診療所に勤務していますが、往診や障害者施設への訪問が増えてきたので参考にします。口腔機能低下症検査の機器を最近導入し、近々診療で行う予定だったので勉強になりました。」