2024/12/23 PR課 教育学科
2025東京デフリンピックで活躍を目指す佐藤杏奈さん(教育学科) 学生インタビュー
12月1日から6日にマレーシアで開催された"10TH ASIA PASIFIC DEAF GAMES"で日本代表として出場。ボウリング個人で金メダル、2人チーム戦で銀メダルを獲得しました。
デフリンピックとは
デフ+オリンピックのこと。
デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味であり、
デフリンピックは国際的な「きこえない?きこえにくい人のためのオリンピック」で、
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年ごとに開催されるデフアスリートを対象とした国際スポーツ大会です。
東京2025デフリンピックは、2025年11月15日~11月26日までの12日間行われ、佐藤杏奈さんが出場します。
デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味であり、
デフリンピックは国際的な「きこえない?きこえにくい人のためのオリンピック」で、
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年ごとに開催されるデフアスリートを対象とした国際スポーツ大会です。
東京2025デフリンピックは、2025年11月15日~11月26日までの12日間行われ、佐藤杏奈さんが出場します。
東北福祉大学?佐藤杏奈さん(教育学科初等教育専攻1年)インタビュー
Q.ボウリングを始めたきっかけは何ですか
A.小学6年生の時に、クリスマスプレゼントで両親にボウリングの球を貰った事がきっかけです。父親と母親がボウリングをしていたことも影響したと思っています。最近は父親と二人で一緒にボウリングに行っています。
Q.小さい頃の発語の練習は何かされていたのですか
A.発語の練習は小さい頃から行ってきました。小さい頃は練習を行うのが嫌でしたけどね。
聴覚障がいを持っている人は第一言語を発語、またある人は手話にする人がいます。私は発語を選択しました。家族の手助けもあり、お腹から大きな声を出す練習をしていました。
そして父には、とことんガムを食べるようにと言われてきました。持論ですが、ガムは口の筋肉が鍛えられるような気がします。
Q.佐藤さんが思う、ボウリングの面白いところは何ですか
A.レーンのコンディションを見極めるのが面白いです。レーンのクセなど毎回違うところがあり、それを攻略してくところが魅力のひとつです。
Q. ボウリングをしていて良かったと思うことは何ですか
A.異なる文化に触れる貴重な機会を得られたことや、ボウリングをしていなければ決して出会えなかった多くの素晴らしい人たちと繋がれたことに、ボウリングをしていて本当に良かったと実感しています。
Q.ボウリングはどんなスポーツだと考えていますか
A.一言いうとボウリングは「メンタルスポーツ」だと思っています。練習の数を増やして、沢山球を投げることを課題にしている人もいますが、私の場合は1ゲーム1ゲーム、1球1球を集中して取り組めるかを課題として取り組んでいます。
Q.ボウリングの練習は捗っていますか
A.高校の頃と異なり、毎日沢山練習ができるわけではないですが、朝晩と計画を立てて練習できるのが楽しいです。
Q.耳の障がいがあることで困ったエピソードはありますか
A.高校当時、始めの自己紹介で聴覚障がいを持っていることは話しませんでした。しかし少し経ってから、クラスの友達に話しかけられても呼ばれていることに気づかず、「何で無視するの?」などと言われたことがありました。それから訳を説明しましたが、今でもその出来事を覚えています。
Q.杏奈さんは苦手な音や聞き取りにくい音などはありますか
A.高校の時に英語のリスニングがあり、聞き取りにくく、思うように点数がいきませんでした。ほかには、機械などの電子音が苦手です。人間の声に遠いものは聞き取りにくい傾向にあると思います。
現在、大学生活の中で友達もたくさん出来ました。その友達も私のことを理解していて、授業中にさりげなく「今はここだよって」教科書のページを指さしてくれます。そういった何気ない「やさしさ」が心地よいですね。
Q.自分の強みは何ですか
A.負けず嫌いなところです。ボウリングは自分との闘いなので自分に負けないことですね。
Q.将来の夢や人生について、教えてください
A.福祉大に入学したのは、特別支援学級の免許を取得して、学校の先生になりたいという夢があったからです。今は、免許取得に向けて様々な勉強に励んでいます。
最近は、教諭のほかにもどんな将来の自分のなりたい夢の候補があるのか考えています。
Q.大学からはどのような支援を受けていますか
A.音声認識ソフトの【UDトーク】という支援機器を活用し、授業を受けています。今まで使ったことがなかったのですが、授業中の聞き逃しがなく、すごく役立っています。
Q.次回のデフリンピック出場はいつですか
A.2025年の東京大会です。昨日行われたドイツの大会ではボウリングの世界選手権で女性部門で個人戦、2人チーム戦、3人チーム戦、団体戦に出馬してきました。デフリンピックと競技内容はあまり変わりませんが、来年の東京大会では特に、団体戦でメダルを取れるように日本代表チームみんなで、頑張ってきます。
A.小学6年生の時に、クリスマスプレゼントで両親にボウリングの球を貰った事がきっかけです。父親と母親がボウリングをしていたことも影響したと思っています。最近は父親と二人で一緒にボウリングに行っています。
Q.小さい頃の発語の練習は何かされていたのですか
A.発語の練習は小さい頃から行ってきました。小さい頃は練習を行うのが嫌でしたけどね。
聴覚障がいを持っている人は第一言語を発語、またある人は手話にする人がいます。私は発語を選択しました。家族の手助けもあり、お腹から大きな声を出す練習をしていました。
そして父には、とことんガムを食べるようにと言われてきました。持論ですが、ガムは口の筋肉が鍛えられるような気がします。
Q.佐藤さんが思う、ボウリングの面白いところは何ですか
A.レーンのコンディションを見極めるのが面白いです。レーンのクセなど毎回違うところがあり、それを攻略してくところが魅力のひとつです。
Q. ボウリングをしていて良かったと思うことは何ですか
A.異なる文化に触れる貴重な機会を得られたことや、ボウリングをしていなければ決して出会えなかった多くの素晴らしい人たちと繋がれたことに、ボウリングをしていて本当に良かったと実感しています。
Q.ボウリングはどんなスポーツだと考えていますか
A.一言いうとボウリングは「メンタルスポーツ」だと思っています。練習の数を増やして、沢山球を投げることを課題にしている人もいますが、私の場合は1ゲーム1ゲーム、1球1球を集中して取り組めるかを課題として取り組んでいます。
Q.ボウリングの練習は捗っていますか
A.高校の頃と異なり、毎日沢山練習ができるわけではないですが、朝晩と計画を立てて練習できるのが楽しいです。
Q.耳の障がいがあることで困ったエピソードはありますか
A.高校当時、始めの自己紹介で聴覚障がいを持っていることは話しませんでした。しかし少し経ってから、クラスの友達に話しかけられても呼ばれていることに気づかず、「何で無視するの?」などと言われたことがありました。それから訳を説明しましたが、今でもその出来事を覚えています。
Q.杏奈さんは苦手な音や聞き取りにくい音などはありますか
A.高校の時に英語のリスニングがあり、聞き取りにくく、思うように点数がいきませんでした。ほかには、機械などの電子音が苦手です。人間の声に遠いものは聞き取りにくい傾向にあると思います。
現在、大学生活の中で友達もたくさん出来ました。その友達も私のことを理解していて、授業中にさりげなく「今はここだよって」教科書のページを指さしてくれます。そういった何気ない「やさしさ」が心地よいですね。
Q.自分の強みは何ですか
A.負けず嫌いなところです。ボウリングは自分との闘いなので自分に負けないことですね。
Q.将来の夢や人生について、教えてください
A.福祉大に入学したのは、特別支援学級の免許を取得して、学校の先生になりたいという夢があったからです。今は、免許取得に向けて様々な勉強に励んでいます。
最近は、教諭のほかにもどんな将来の自分のなりたい夢の候補があるのか考えています。
Q.大学からはどのような支援を受けていますか
A.音声認識ソフトの【UDトーク】という支援機器を活用し、授業を受けています。今まで使ったことがなかったのですが、授業中の聞き逃しがなく、すごく役立っています。
Q.次回のデフリンピック出場はいつですか
A.2025年の東京大会です。昨日行われたドイツの大会ではボウリングの世界選手権で女性部門で個人戦、2人チーム戦、3人チーム戦、団体戦に出馬してきました。デフリンピックと競技内容はあまり変わりませんが、来年の東京大会では特に、団体戦でメダルを取れるように日本代表チームみんなで、頑張ってきます。
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