お釈迦さまの誕生日を祝う降誕会法要が5月21日、１、２、３限の3回にわたり、本学大教室で営まれました。本来日本では４月はじめに行う法要ですが、本学では大学のスケジュールの関係、および国際標準にあわせて、例年5月にリエゾンゼミの特別講義として実施しています。延べ3回の講義には、全新入生と入生、および教職員ら計約1,600 人が参加しました。
仏教専修科教員が司会?進行役を務め、まず降誕会の趣旨を説明しました。次いで導師の千葉公慈学長が上殿。東日本大震災および自然災害の没故者に黙祷が行われた後、学生代表が献花に臨み、普同三拝では導師とともに皆で合掌し、三度のお拝をしました。祭壇中央に立位した誕生仏に甘茶をかける灌沐では、灌沐偈が厳かに唱えられる中、学生代表が厳粛な面持ちで甘茶を注ぎました。最後に参加者全員で般若心経をお唱えしました。
法要の後は千葉学長の法話となり、学長は一般にお釈迦様生誕時の言葉とされる「天上天下唯我独尊」を、古経典ウパカ経にもとづいて「今の『私』を生きることは真に特別のことなのである」と読み解きました。
法要後には、学長法話で千葉学長も触れられた甘茶が実際に学生にふるまわれ、初めて飲んだ学生も多く新鮮な体験だったようです。なお、この法要には本学仏教専修科学生に加え、写真部、映像制作研究会、混声合唱団の学生のみなさんがそれぞれ365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な役割を担って参加してくださいました。