2025/10/30 女子陸上競技部

区間新記録の3区佐々木選手と区間賞の4区早坂選手インタビュー/第43回全日本大学女子駅伝対校選手権大会

10月26日に行われた「第43回全日本大学女子駅伝対校選手権大会」において、区間新記録で快走した3区?佐々木菜月選手(産業福祉マネジメント学科3年)と区間賞を獲得した4区?早坂優選手(社会福祉学科2年)の2人に、区間賞の要因や、年末の「2025全日本大学女子選抜駅伝競走」(富士山女子駅伝)に向けた意気込みを聞きました。
佐々木菜月選手
 3区?佐々木選手 想定外の快走で区間新を達成
「正直、驚きの方が大きいです」と語ったのは、驚異的な区間新記録を叩き出した3区の佐々木選手。目標は区間新に近いタイムだったものの、30秒も上回るペースでの走りは自身にとっても予想外でした。

悪条件を乗り越えた入念な準備
レース当日は雨風が強く、湿度も高いという厳しいコンディション。「脱水症状が起きやすい環境」と冷静に分析し、数日前から水分ローリング(水分補給の準備)を徹底していたことが、悪条件での快走を支えました。

積極的な走りが生んだ区間新
区間新の最大の要因について、佐々木選手はレース中の判断を挙げました。
「最初は名城大学に抜かれたが焦りはなかった。名城大学の選手が落ちてきたとき、一瞬抜くのを怖じ気づきそうになったのですが、去年のチームメイトの失敗を聞いていたこともあり、『ここは名城だろうが怖がることなく、積極的』というテーマに沿った走りができたことが、ペースに乗れた要因です」
早坂優選手
 4区?早坂選手 揺るがないペースメイクで流れを維持
佐々木選手の勢いを受けてたすきを受けた4区の早坂選手も、事前に練った作戦通り、冷静にレースを支配しました。
「相手についていく想定、付かれる想定、そして単独で走る想定の全てをしていました。単独になっても自分のペースを刻むと決めていて、実際は予定より速いタイムで、そのペースを維持して走り続けることができました」

チームへの貢献を強く意識
自身の走りがチームの流れにどう影響したかという質問には、前の区間への感謝を述べました。
「1区から3区まで、本当に良いところで繋いできてくれた。自分はそれを次の5区にさらにいい位置で繋ぐこと、順位は変わらなくても、前後との差を1秒でも縮める走りはできたかなと思います」
また、レース中に最も力になったのは沿道の声援だと語ります。「スタートからゴールまで、福祉大頑張れという応援が途切れなくて、それがすごく力になりました」と、多くの声援が力になったことを強調しました。

富士山女子駅伝へ向けた二人の誓い

次の目標である富士山女子駅伝へ向けて、二人は昨年の悔しさをバネに、力強い意気込みを語りました。

佐々木選手
「昨年は全女後に怪我をして、富士山では納得のいく走りができませんでした。今回は全女でつけた自信を練習でさらに大きくして、チームとして目標とする3位以上、また、それ以上の結果に貢献できる走りをしたいと思います」

早坂選手
「昨年は怪我でメンバーに入れなかったので、今年はまずメンバーに入ること。今回全国で戦えた自信を、どの区間でも自分の強みを生かして走りたいです。4年生にとって最後の大会でもあるので、チームとして今回以上の結果を出して、来年以降に繋げていけるような走りがしたいです」

二人の選手は、今回の快走を単なる通過点と捉え、さらに進化してチームに貢献することを誓いました。富士山の舞台で、どのような記録とドラマを見せてくれるのか、期待が高まります。

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