2023/10/26 実学臨床教育推進室 社会福祉学科 福祉心理学科 福祉行政学科

【実学臨床教育Ⅱ】切磋琢磨!

実学臨床教育Ⅱ『体験実習』事後指導:実習施設ごとのグループワークや、体験実習先の実習担当者とのディスカッションを通し学びを深めています。

10/4 学生同士で振り返り

実学臨床教育Ⅱを受講している2年生20名が、夏季休業中に希望する大学の関連法人4施設に分かれて3日間の現場体験実習に行きました。
後期1回目の授業では、実習施設ごとに分かれ、それぞれの「体験実習記録」をもとに、「実習を通し気づき?学び?感じ得たこと」(黄色の付箋)と「実習を終えたイマだからこそ知りたい?教えて欲しいこと(疑問?確認)」)(ピンクの付箋)についてKJ法を用いて振り返りを行いました。

グループワーク:自分の気付き?学び?感想を伝え合っています
グループワーク:自分の気付き?学び?感想を伝え合っています
教科担当教員が効果的な取り組み方について助言しています
教科担当教員が効果的な取り組み方について助言しています
グループの代表が話し合いの結果を発表しています
グループの代表が話し合いの結果を発表しています

10/18?25 実習施設の担当者による事後指導(オンライン)

 18日はせんだんの里?せんだんの館、25日はせんだんの杜?せんだんの丘が施設ごと教室に分かれ、大学の関連法人施設の実習担当者とオンラインでディスカッションを行いました。
学生の「体験実習記録」を実習担当者も共有し、各々の実習中の出来事を思い出し体験をした内容の報告から施設理解、利用者理解、支援の実際の理解に繋がるように振り返ります。
その中で、グループワークで出し合った「イマだからこそ知りたい?教えて欲しい」ことを学生から担当職員の方に質問しました。体験実習中の具体的な場面と学生の対応、そこで生まれた「本当はどうしたらよかったのだろう」「職員さんならどう対応したのだろう」という疑問からの質問に対して、一般的な対応の仕方から、「この方の場合は…」と個に応じた対処例などお話いただきました。
コミュニケーションや対応の答えを導き出すのは難しいことですが、現場の実際に触れ利用者さんとの最善の関わり方について、大学の関連法人施設との連携授業ということで実習担当者と一緒にみんなで「考える」という作業ができることが、実学臨床教育で行う『体験実習』のいいところなのです。
【せんだんの里】
【せんだんの里】
【せんだんの館】
【せんだんの館】
【せんだんの丘】
【せんだんの丘】
【せんだんの杜】
【せんだんの杜】
真剣に実習担当者の話に耳を傾けています
真剣に実習担当者の話に耳を傾けています
画面に収まらないくらいの「イマだからこそ知りたい?教えてほしいこと」
画面に収まらないくらいの「イマだからこそ知りたい?教えてほしいこと」

~今後の予定~

今年は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、ケアハウスと種別の違う施設で実習を行いました。
グループワークでそれぞれ体験を通し学んだ各福祉施設の役割や福祉サービスの内容、施設職員の役割や 仕事内容などをまとめ、報告しあうことでお互いに学びを深めていきます。
『体験実習報告会』には、「実学臨床教育Ⅰ」を受講している1年生にも参加してもらう予定です。

実学臨床教育とは

「本学の建学の精神である「行学一如」の理念を基礎として、社会福祉等に関する幅広い知識?視点を有し、実践力?理論化する力に富んだ人材を育成する」授業科目です。福祉を「理論(大学での講義)」と「実践(施設等での活動)」を通じて、学生自身が『自分』で、『他者』から学ぶ授業です。実学臨床教育Ⅰ~Ⅳは、4年間を通し積み上げていく授業内容になっています。特に実学臨床教育Ⅰ?Ⅱは、本学関連4施設と連携して授業を進めていきます。