2017/02/04 感性福祉研究所

【研究】ゲーム時間の長い子供では歯磨き回数が少ないことを検証/土谷昌広 准教授ら

東北福祉大学と東北大学大学院医学系研究科(上肢運動器学寄付講座:萩原嘉廣准教授、運動学分野:永富良一教授)、宮城県体育協会との共同で行われた、宮城県の小中学生(男女7,341名、年齢:6歳-15歳)を対象とした調査において、ゲーム時間が長くなるにつれて歯磨き回数が少なくなる傾向が示されました。一方で、TVの視聴時間の長さについてはそのような関連は示されませんでした。加えて、虫歯を自覚しているにも関わらず歯磨き回数が少ない子供(2回未満/日)では、睡眠時間などとは関係なく、ゲーム時間の長さとの関連が認められました。

食習慣や睡眠、TVなどに代表されるように、成長期における正しい生活習慣の確立は非常に365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@とされ、「三つ子の魂百まで」と言われるように生涯の基盤となるものと考えられています。歯磨き習慣は歯や口だけでなく、食習慣や睡眠にも繋がる大事な健康習慣のひとつですが、スクリーンタイム(TVやゲーム、インターネットなどに費やす時間)との関連については明らかではありませんでした。本研究の結果は、過剰なゲーム時間が健康意識の低下を引き起こし、将来的な口腔疾患のリスクを増加させる可能性を示唆するものと言えます。

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