■テーマ：
社会的孤立の予防と地域づくり　
　～東日本大震災による高齢移住者と支援者の経験に基づく質的研究から

■テーマ趣旨：
12年前に発生した東日本大震災は、人々の生活に様々な影響を与え続けています。その一つに、被災による転居がもたらす「つながり」の喪失があります。このセミナーでは、住み慣れた地域を離れ災害公営住宅に転居した高齢者の孤立の問題に焦点を当てます。災害公営住宅に転居した高齢者が新たな土地でどのように「つながり」を獲得してきたのか？また、支援者は高齢者をどのように支援してきたのか？という問いに基づく調査結果を基に、災害後の転居がもたらす高齢者の社会的孤立の予防に向けた支援の在り方について考えます。

■講演者：
石附　敬　氏（東北福祉大学総合福祉学部准教授）
　特別養護老人ホームや養護老人ホームで生活相談員、国立長寿医療センター研究所流動研究員などを経て、2013年から本学教員として勤務。
　博士（社会福祉学）、修士（老年学）、社会福祉士。

芳賀　恭司　氏（東北福祉大学総合福祉学部准教授）
　地域包括支援センター所長や特別養護老人ホーム施設長などを経て、2021年から本学教員として勤務。
　修士（社会福祉学）、社会福祉士、認定社会福祉士スーパーバイザー、防災士。

■コーディネータ：
野田　毅　（実学臨床研究セミナー実行委員／社会福祉法人東北福祉会せんだんの里　総合施設長）
髙橋　誠一（実学臨床研究セミナー実行委員／東北福祉大学総合マネジメント学部教授）