2025/06/18 水泳部 通信教育部 広報部PR課

『2025FISUワールドユニバーシティゲームズ』水泳飛び込み出場 西沢明歩さん(通信教育部) 学生インタビュー

(※内容は2025年5月に取材したものです。)

東北福祉大学?『2025FISUワールドユニバーシティゲームズ』水泳飛び込み出場 西沢明歩さん(通信教育部) 学生インタビュー

Q.簡単に自己紹介をお願いします。
A.神奈川県出身で、日本体育大学を卒業し、東北福祉大学の通信教育部に編入しました。福祉心理学科3年の西沢明歩です。現在は福島県の小野町立小野中学校で保健体育の常勤講師をやっています。

Q.通信教育部に入学した理由は?

A.通信教育部で心理学を学ぼうと思ったきっかけは、昨年の1年間で沢山の生徒と携わる機会があり、その時に様々な生徒がいる中で今の自分にもっと色々な知識があればと思ったからです。

Q.飛び込み競技を始めたきっかけ?出会いや、競技歴を教えてください。
A.私は4人兄弟がいます。元々、兄が飛び込み競技をしていました。一緒に練習場に行くうちに、クラブのコーチに誘われたのがきっかけです。競技歴は15年になります。すぐ近くに高飛び込みができる施設があったことも理由のひとつです。母からは「あなたに合った競技だから挑戦してみたらいいと思う」と勧められました。

Q.今回のワールドユニバーシティゲームズの出場が決まった時の心境を教えてください。
A.『まさか自分が日本代表になれるなんて!』という驚きと同時に、すごく嬉しかったです。
特に、現在勤務している小野中学校の教職員の皆さんが喜んでくれました。生徒のみんなも、私の出場が決定したことで、ドイツに行くことに興味津々でした。少しは刺激になったかなと思います。日本代表で、日の丸を背負って競技に参加することに重みを感じています。

Q.今回の大会で達成したい目標や、自分の見せたい強みは何ですか?
A.自己ベストを出し、入賞することです。また、自分の持ち味であるノースプラッシュ(水飛沫のたたない入水)を発揮できるように頑張ります。
しっかりと爪痕を残します!
Q.国際大会ならではの楽しみやプレッシャーはありますか。
A.私にとって、初めての国際大会、そして海外での試合はとても嬉しく思っています。そして、各国の代表選手の演技を間近で見ることができることに、今からワクワクしています。同時に、ベストの状態で大会に臨めるように努力する必要があるので、日に日に緊張感が増しています。

Q.大会に向けて、現在どのようなトレーニングを行っていますか。また、トレーニングで一番大切にしていることは何ですか。
A.プール練習をメインに行っています。実際の試合で飛ぶ種目を反復練習して、動きを確認しています。陸上でできないことは、飛んでいる 時(空中)では絶対にできないので、陸上トレーニングの際も必ずプールで飛んでいる感覚をイメージしながら行うようにしています。
試合では、飛ぶ本数は5本なのですが、その全てを完璧に演技できるように完成度を向上させることに集中しています。

Q.これまでで一番印象に残っている試合や経験はありますか。
A.2024年の日本選手権決勝です。途中までかなり調子が良く、このままいけば全国で初めての表彰台!という場面で、まさかの大失敗をして、表彰台にあがれませんでした。とても悔しく、印象に残っています。
その試合では、最後の一本を飛ぶまで集中して演技することができました。しかし、最後の試合では意識しすぎてしまい、自分の精神的な未熟さを感じました。ただ、このような失敗を経験できたことは、今後の自分にとって貴重な学びであり、前向きに捉えています。

Q.高さがある所から飛ぶ時に恐怖心はないですか?メンタル面の準備はどのようにしていますか。
A.慣れてきてはいますが、やはり恐怖心はあります。新しい種目や難しい種目に挑戦して恐怖心を感じる時は、『これは自分で怖がっているふりをしているだけだ』と客観的に考えるようにして、落ち着きを保ちながら演技を行うようにしています。

Q.現在のお仕事の内容をお聞かせください。
A.中学校で体育の教員をしています。授業の手伝いや生徒の体力強化に伴う朝練習の指導を行っています。そのほか、別室での個別学習支援にあたることが多いです。



Q.通信教育部での学びが、競技や日常生活にどんな影響を与えていますか。
A.レポートは計画的に作成しなくてはならないので、1週間単位でやるべきことを整理しています。競技の練習中では、演技の良し悪しによって極端に自分のメンタルが左右されないように気をつけ、俯瞰的に自分の状態を意識するようになりました。

Q.中学校での仕事、飛び込みの練習、学生としての生活などがあり、時間管理やスケジューリングで工夫していることはありますか?
A.競技の練習やコンディションに影響しないように、仕事で抱えたタスクを溜め込まないように意識しています。睡眠時間をとることを第一に考え、時間を管理することが成功の秘訣です。睡眠時間を削って無理をすると、全ての事に悪影響を及ぼすと考えています。

Q.最後に、今回の大会や挑戦に込めた想いを教えてください。
A.今回初めて日本代表として国際大会に出場するので、様々な不安や緊張もありますが、自分が納得できる演技ができるように精一杯、残りの日々を過ごしていきたいと思います。

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