2017/12/04 医療経営管理学科

健康運動実践指導者コラム②


健康科学部医療経営管理学科 河村 孝幸 准教授


医療経営管理学科で養成している「健康運動実践指導者」について、わかりやすく解説するコラムの第2回。
健康運動実践指導者に求められる知識?技能?資質と、大学での学びについて、本学科の河村孝幸准教授のコラムです。

健康運動実践指導者に求められる知識?技能?資質とは

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運動指導者にはどのような知識?技能?資質がもとめられるのでしょうか。まず、自分自身が、運動から得られる楽しさ、喜び、達成感、などを味わったことがあることが大切です。

さらに、医療、保健、介護、栄養、教育などの専門職と協働し、運動の専門家として対象者の健康づくりに貢献する上で、自分自身の運動経験に基づく限られた知識?経験のみでは不十分です。身体の構造や機能をはじめ、運動にともなう身体の働きの変化、栄養と運動の関わり、医学知識などをベースに持っておくことで、他職種との相互理解が得られます。

時に、障害や高齢にともなう心身の特徴を理解していることが要求される場面にも遭遇するでしょう。このように、運動指導者には学び続ける意欲も欠かせません。

大学で学ぶメリットとは
大学で学ぶメリットとしては、上記の内容を他学科の学生たちと共に学ぶことができるため、他の専門職が有する知識や価値観に触れることができる点です。

そして、本学では「行学一如」の精神のもと、授業で学んだことを活用し、これから学ぶべきことを見出す機会として、授業と並行して運動指導を実践できる施設や地域での活動が数多くあることです。その活動拠点の1つである社会貢献センター?予防福祉健康増進推進室では「あらかじめ備える」という福祉の新しい考え方「予防福祉」の普及啓発に取り組んでいます。

その実践の1つである「仙台元気塾」には約400名が登録しており、国見が丘キャンパス、仙台駅東口キャンパスの2か所で、年齢、疾患、障害にとらわれず、体力レベルや多様なニーズに応じた各種運動プログラムが提供されています。活動の場は付属施設にとどまらず、県内外の自治体で実施されている各種運動教室?指導者養成事業への協力や企業と連携した運動コンテンツ開発など多岐にわたります。

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