2023/02/02 医療経営管理学科

【コラム】これからの社会人に必要な「ITパスポート」

1.ITパスポート(iパス)とは

ITパスポートで学ぶ知識(IPA「ITパスポート試験」のWebページ「iパスとは」を参考に作成)
ITパスポートで学ぶ知識(IPA「ITパスポート試験」のWebページ「iパスとは」を参考に作成)
多くの社会人は、自社内においてPCを中心として管理システムや通信ネットワークなどの情報技術を活用しなから日々の業務に携わっています。iパスは、ITを活用する社会人と、これから社会人になる学生が備えておくべき情報系の国家試験です。ITは、AI?ビックデータ?IoTなどの新しい技術、アジャイルなどの新しいスキルがどんどん社会の中へ入り、それらに対応しうる知識やスキルが必要となっています。さらに、情報に関する知識やスキルは、企業だけでなく、医療や福祉の分野でも必要になっています。経営に関する知識として、経営戦略や、マーケティング、財務?法務などの経営全般に知識が必要です。したがって、iパスは、情報と経営における総合的な知識を証明する国家試験であり、「パスポート」という名前には、ITを活用しうる身分であることを証明するという意味が込められています。


2.ITパスポート試験

iパスは、ITに関する基礎的知識を証明する、経済産業省認定の国家試験です。全国の試験会場で、WEBからの申込で、コンピュータを利用したCBT(Computer Based Testing)試験が行われます。CBTでは、都合の良い日時?会場が選択できるため、受験がしやすく、学習計画が立てやすくなっています。合格率は約50%で、年々受験者は増えています。一度取得すれば、定期的な更新や講習を受け直す必要がありません。あくまでITを利用する上での基礎的な知識を問う試験ですので、大学での講座をしっかり受講すれば合格可能です。本学科では4月からITパスポート対策として「ICT入門実習」および「ICT活用実習」を開講します。

3.iパスのメリット

iパスはIT企業の技術者向け(ITエンジニア)というイメージがありますが、どの企業でも、そして医療や福祉の分野でもIT活用に役立つ資格となっています。国家試験としての認知度も高く、企業からの信頼も厚いようです。これから、AI?ビックデータ?IoTがどの分野においても展開していくため、ITに関する幅広い知識やスキルが必要となってきます。学生時代にiパス資格を取得することで、就職活動における視野が拡がることが期待できます。

(詳しくはIPAの「ITパスポートホームページ」 "iパスとは"をご覧ください)

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