救急救命士課程では、3年次に東北各県の医療機関や仙台市内の消防署で臨地実習を行います。今回は4年生が、昨年度行った実習についての報告会を開催しました。

2025年5月13日（火）、14日（水）の2日間にわたり、昨年度に参加した病院実習、夜間急患診療所実習、救急車搭乗実習の報告会を、ステーションキャンパスで実施しました。
今回の報告会は、昨年度実習を行った救急救命士課程4年生24名と、救急救命士課程1～3年生が参加して行われました。1日目には、実習病院の指導者の方にも参加していただきました。

4年生は、実習での学びや振り返り、実際に見た症例などを報告しました。また、他の医療機関にて実習を行った学生の報告を聞きました。実習先によってその内容は異なる場合が多く、さまざまな医療機関の役割や機能、特色について知ることができました。質疑応答の時間では、実習内容や患者さん、傷病者とのコミュニケーションの図り方、病態に関することなど、互いに学びが深まるような質の高い質問が3年生から4年生に対して多くありました。

救急救命士の活躍の場は年々拡大しており、今回の実習では、消防機関と医療機関の2つの視点から患者さんや傷病者を視ることができました。実習を通して、医療現場の空気、チーム医療、医療従事者としての倫理観や人との関わり方など、多くのことを学ぶことができました。さらに、報告会を通して、救急救命士としての魅力ややりがいについて再認識することができました。

今回の実習でお世話になった患者さん、傷病者?関係者の皆様ありがとうございました。また、医師、看護師、救急救命士、その他医療従事者の皆様、実習を調整していただいた大学教員の皆様、貴重な経験を与えてくださったことに心より感謝申し上げます。

（救急救命士課程4年?広報担当）