2022/03/16 医療経営管理学科 研究

遠隔心臓リハビリテーションの取り組み/河村孝幸准教授

参加者の体調や心拍数などを確認しながら指導を行っている
参加者の体調や心拍数などを確認しながら指導を行っている
河村孝幸先生が、心臓リハビリテーション指導士として、週に1回、60分間の遠隔心臓リハビリテーション「Tele-MedEx Club」の指導を担当しています。医療機関からの運動処方(個々人に適した運動の種類?強度?時間?頻度などの情報)に基づき、日本心臓リハビリテーション学会が認定する心臓リハビリテーション指導士が安全に配慮した運動を見守りながら指導しています。

心臓リハビリテーションとは「心臓病などの循環器疾患の患者さんが受ける運動療法?患者教育?生活指導を含めた治療プログラム」のことです。循環器疾患で入院された方は、入院中に受けるリハビリテーション(急性期)を経て、回復期も医療機関でリハビリテーションを受けられるのですが、発症後おおむね6か月以降が経過した「維持期」の患者さんが、安心してリハビリを受けられる場所は限られています。
2022年度からの本格実施に向け、システムの改良や指導方法の改善に取り組んでいる
2022年度からの本格実施に向け、システムの改良や指導方法の改善に取り組んでいる
河村先生は、2005年からNPO法人ジャパンハートクラブが運営する対面型の維持期心臓リハビリテーション教室「MedEx Club」を東北大学病院で担当しており、2019年からは東北福祉大学「仙台元気塾」にも開設して取り組んできました。2021年より、一般社団法人日本遠隔運動療法協会と協働して、全国の患者さんを対象としたTele-MedEx Clubがスタートしました。

心臓リハビリテーションに、遠隔型という選択肢が加わることで、より多くの患者さんが再発予防やQOLの向上等の恩恵が受けられるようになると期待されます。

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