医療経営管理学科では2月22日に、東北福祉大学仙台駅東口キャンパスで、「医療機関実習講演会」を実施しました。

今回はファミリア皮膚科クリニック長町、ファミリアクリニック卸町理事長の、大橋威信先生を講師にお迎えし、診療情報管理士やメディカルクラークなどの資格を取得して医療機関に勤務する者として、実際の現場ではどのような資質や知識が求められているのかについて、大橋先生の大学病院、総合病院、そして現在開業されているクリニックという、さまざまな医療現場でのご経験から、お話をしていただきました。テーマは「選ぶ組織と選ばれる人材」です。

講演では、まず初めにこれから社会に出ることになる学生たちが働く社会について、”Society5.0”、“人口減少”、”DX”、”地方創生”というキーワードの解説がありました。それを踏まえて、大学病院、民間の総合病院、クリニックのそれぞれで、病棟クラークや医事課などの事務職として働くことにはどのような特徴があるのか、また、就職先として医療機関のどのような点に気を付けるべきか、そして、今後の社会の変化の中で、どのような人材が求められていくのかなど、熱のこもったお話をしていただきました。

講演後には学生から、医療機関の違いによる具体的な仕事内容の違いなどの、普段の講義では聞くことのできない話へのお礼の言葉や、医療機関の就職活動についての質問などがあり、参加者にとって得難い学びの機会となりました。