「感性を育む大学環境」に関連する学修の支援

感性の豊かな人間性を基に、総合的に判断し創造的に思考できる人材の育成

20世紀は知性優位の時代といわれます。人びとは科学技術によって物質的豊かさを手にしました。その一方で、幸せ?生きがい?自己実現といった生きる喜びが感じられなくなっていきました。なぜか。その背景にあったのが「感性」の衰弱でした。つまり、福祉は感性に根ざしていたのです。そのため、21世紀の課題は「知性と感性の調和」にあります。知性を高めるとともに、感性を甦らせ育み、心の「いやし」と新たな「価値の創造」をはかることが必要とされています(詳しくは、萩野浩基著『感性のとき』参照)。

また、現場では、予期できない出来事が起きます。そのとき、感性による気づきと共感によって瞬時に総合的に判断することが求められます。そこに、新たな発見や創造的な展開も生まれます。それには、見えないところ見る、感受する能力を磨き、感性を開くことが欠かせません。

そこで、本学は、大学の環境内で感性が涵養されるように配慮し、大学内に音楽堂美術工芸館、茶室、四季折々のキャンパスなどを設けています。また、感性福祉研究所では、豊かな福祉社会をめざして感性に基づく新たな福祉について研究しています。このように、本学は、感性の豊かな人間性の上に、高い専門知識、総合的判断力、創造的思考力、国際的視野を身につけることをめざしています。 

「感性福祉教育」と「感性?感性福祉」に関する科目

本学は、社会や他の幸せを思う福祉の心と豊かな感性を踏まえた「感性福祉教育」に力を入れています。また、情報福祉マネジメント学科では、感性を基としたマネジメント能力を修得するための多彩なカリキュラムを用意しており、その中でも、創造メディアコースでは感性に基づく情報のデザイン力?発信力を修得します。

本学は、「感性」に関する学修にも力を入れています。多くの充実した科目を開講し、履修を推奨しています。各学科では、次の科目について履修できます。なお、情報福祉マネジメント学科のデザイン関係の科目及び教育学科の美術?音楽関係の教職科目については、それぞれの学科のカリキュラムをご覧ください。

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