2024/09/17 医療経営管理学科

【社会貢献】水本匡起先生が神奈川県の「全教員」に防災教育講演

会場を後ろから
会場を後ろから
医療経営管理学科の水本匡起先生が、「地形と歴史に基づく新しい地域防災教育の手法と展開」という題目で、神奈川県の幼稚園?小?中?高、特別支援学校に所属する全ての校長、副校長、教頭、総括教諭、教諭、養護教諭を対象にした防災教育講演会を行いました。
神奈川県教育委員会主催の本講演会は、9月10日に県の総合教育センター大講堂で行われ、県内全域から数百人の先生方が参加されました。

水本先生は、この講演会のために神奈川県内各地で事前にフィールドワークを行っていました。そして、神奈川県の先生方にとって身近な地形が、未来に起こり得る巨大自然災害の痕跡を表していることを具体的なデータで示しました。さらに、地域の歴史?民俗や文化を防災の観点から見直すことで、地域に新たな価値を見出せるとともに、結果として地域のまとまりを生み出すレジリエントな防災教育になり得ることについて言及しました。

開始直前
開始直前
 これらの「今までにない、全く新しい防災教育の手法」を聞いた神奈川県の先生からは、以下をはじめとしてたくさんの感想をいただいています。

?これまでの防災講話とは一味違うアプローチに、皆が魅了されました。
?赤青めがねで一目瞭然でした。まさに「地に足がついた」話だからこそ相手に伝わるのだと感じました。
?緻密なフィールドワークを基盤とした先生のお話は、わかりやすく、また説得力もあり、講堂に参加した先生方全員が聞き入っていました。
?防災を地形から考える、それはとても理にかなっており、なるほど…と納得できるものでした。コロンブスの卵です。
?水本先生の講演を聞き、防災研究が発展しているのに感動しました。次回神奈川県内で講演等活動があれば教えていただければ幸いです。
?3?眼鏡を使って学校の周りの地形を本校職員と見ました。地形の様子がとてもよくわかり、早速、避難訓練の計画を立てようと思います。また、行政にもアプローチしたいと思います。
講義中の水本先生
講義中の水本先生
水本先生が作成した180枚の渾身のスライド、そして約2時間にわたる熱弁は、次世代を育む神奈川県内の先生方一人ひとりの心に確実に届きました。講演終了後に、余りの配布物があっという間に無くなった事実は、本講演会が大好評であったことを如実に表していました。講演が終わった翌日には、先生方から御礼のメールもたくさん届きました。

行学一如の精神に則ったこれら東北福祉大学の防災研究は、地域の皆に優しく、地域に寄り添った新たな地域防災の手法を展開しています。防災とは、地域を良く知り、地域で協力し合って、自然災害から確実に命を守ることです。水や食料の備蓄だけでは防災とは言えません。本学の学生とともに、これまで仙台市や東北地方の各地で実践している東北福祉大学の地域防災研究の新しい視点は、このように確実に全国へと広まっています。
先生方も興味津々
先生方も興味津々
2時間ノンストップの講演会
2時間ノンストップの講演会
すべて先生です
すべて先生です
会場となった神奈川県総合教育センター
会場となった神奈川県総合教育センター

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