2024/12/11 医療経営管理学科

【地域貢献】北仙台地区にて地域防災実践活動(水本匡起ゼミ)

水本匡起ゼミの学生たちが、水の森市民センター主催の北仙台地区防災まち歩きをサポートしました。
※今回の様子は、2024年11月18日の河北新報で報道されています。
 昨年、北仙台地区で『地形を知る新しい手法の防災講演会』が行われ、そのニュースは新聞でも大きく取り上げられました。
まち歩きスタートです
まち歩きスタートです
その後、住民の方々からたくさんの要望があり、本学の水本匡起准教授の案内のもと、2024年11月に北仙台地区で初めて「地形を知る防災まち歩き」が行われました(主催:水の森市民センター)。

水本匡起ゼミに所属する3、4年生は、事前に北仙台地区の地形を分析し、同時にフィールドワークも行っていました。そのため、まち歩きの当日は、それらの知識や経験を活かして、住民の方々を様々な面からサポートすることができました。

結果として、市民センターのアンケートでは、住民の皆さんから学生に対する感謝の声を多数いただくことができました。
座学でしっかり学びます
座学でしっかり学びます
北仙台地区は、丘陵を大規模宅地開発した地区です。近年は新しい住宅も多く建つようになり、造成した頃の様子を知る人たちも少なくなってきました。しかし、このような大規模宅地造成地でも、造成前の地形を丁寧に分析することによって、「ハザードマップに載らない自然災害リスク」を知ることができます。

まずは、赤青メガネを使って宅地造成前の地形を立体的に見ます。そして、宅地造成後の現在の地形と比較検討することにより、造成後の現在でも、「盛土?切土の場所」や「大雨時に水の通り道となる谷地形」などの位置がわかるのです。実際に現地を歩くと、それらの痕跡が、今でもあちらこちらで発見できます。
このように、水本匡起ゼミが行っている防災まち歩きは、従来のように危険個所を点検するまち歩きではなく、地域の新たな発見を愉しみながら防災に活かす、全く新しいタイプのまち歩きです。

普段見慣れた景色の中に次々と新しい発見があり、ワクワク楽しみながら防災力が身に付く防災まち歩きは、住民の方々にも大変好評でした。
ゼミ学生がリードしています
ゼミ学生がリードしています
水本匡起ゼミの学生は、各地の地形や地域防災を学んで、今後の地域医療や福祉、教育や行政に役立てることを目標に、日々研鑽を積んでいます。そして、地域の人たちとふれ合い、地域に貢献することを通して、豊かな人間力も同時に身に付けています。 
尾根から全体を見渡しています
尾根から全体を見渡しています
新しい発見がたくさんあります
新しい発見がたくさんあります
集合写真
集合写真
当日のパンフレットです
当日のパンフレットです

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