2024/12/19 医療経営管理学科

がん登録実務 初級者認定試験に合格(医療経営管理学科3年生の春日さん)

がん登録実務 初級者認定試験に合格した春日さん
がん登録実務 初級者認定試験に合格した春日さん
医療経営管理学科3年生の春日 陽葵(かすが ひなた)さんが、国立研究開発法人国立がん研究センター主催の「2024年度 がん登録実務 初級者認定試験」に合格しました(11月20日付)。現役学生としては当学科で初の合格者となります。

この試験は全国がん登録の精度向上のために、医療機関におけるがん登録実務者の位置づけを明確にすることを目的としたものです。診療情報管理士の業務の1つでもあるがん登録実務は365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@度が年々高まっています。がん対策基本法では、全ての医療機関において院内で治療を行ったがん患者の情報を国に報告する義務があり、がん登録実務初級者認定は診療情報管理士に求められる資格の1つとなっております。

尚、がん登録初級者認定試験の内容は次の通りです。がん登録の基礎知識、がんの病態生理、がん登録の歴史と制度、院内がん登録運用、院内がん登録システム論、ICD-O-3(国際疾病分類 腫瘍学)コーディング、病期分類(胃?大腸?肝?肺?乳房の病期)。

<試験対策指導を担当した渡邉勝先生(本学非常勤講師)より>
これからの医療に必要な人材を教育側から輩出していくことが望まれています。社会が求めていることを学生にきちんと伝えていくこと、学生の可能性を信じることが大切であると思っています。春日さんはほんとによく頑張りました。
<春日さんの合格体験記>

?感想
学生の私たちが取得することは難しいと聞いていたので初級がん登録の試験に合格できてとてもうれしく思っています。難しかった分、達成感も大きく自信に繋がりました。

?試験勉強について
国立がん研究センターから提供されている練習問題や症例問題を中心に、がんの解説や問題の解き方のコツについて、渡邉勝先生によるリモート講義で学びました。講義時間内で解けなかった問題や国立がん研究センターから提供されているe-learningを自主学習として活用しました。

?工夫したこと、努力したこと
私は、一つの症例を解くのにとても時間がかかっていたので、練習問題を解くときには時間を測って少しでも早く解答できるように何度も繰り返し練習しました。よく見る単語や略語はインデックスを作成することで見やすくして、時間を短縮できるテキスト作りを心掛けました。また、週末には総合病院での医療事務のアルバイトがあり、ゼミでは月に1、2回の地域活動に参加していましたので、平日に勉強時間を確保することに工夫をしました。まず1日に練習問題を1ページ、症例1問以上を解く目標を立てました。大学の講義を終えたあと夕方の時間に取り組むことが多かったです。リモート講義直前の30分の予習と、講義直後の1時間は必ず復習するようにしていました。テキストが小さく持ち運びができたので授業の合間にも取り組んだりしました。

?渡邉勝先生の指導について
渡邉先生は、「がん」がどういうものかを理解しやすいように、身近なものに例えたり、画像やイラストを用いて分かりやすい言葉に置き換えて解説をしてくださいました。たくさんの励ましの言葉や自信に繋がる言葉をかけてくださり、私はこの励ましがあったからこそ頑張ることができたと思います。渡邊先生にはお忙しい中、時間を作っていただき、本当にありがとうございました。この経験を就職後にも活かして頑張っていきたいと思います。

?今後について
2月には診療情報管理士認定試験がありますので、合格できるよう体調に気をつけながら計画的に勉強を進めていきたいです。将来は病院で診療情報管理士として働きたいと考えています。就職後も勉強を続けスキルアップし、人に頼られ必要とされる人材を目指したいと思います。
 

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