2019/10/04 医療経営管理学科

学生の声:救急救命士課程 榮洸太さん

医療経営管理学科での学生生活についての学生インタビュー。今回は救急救命士課程3年生の榮洸太さんです。

医療経営管理学科の救急救命士課程を選んだきっかけを教えてください

榮洸太さん
キャンパスから見える仙台の街を背景に
高校時代は野球部で、将来は学校の先生になって、高校生に野球を教えたいと思っていました。高校2年の部活中に後輩が熱中症で倒れてしまい、そのとき救急車でかけつけた救急救命士さんを見て、こういうことがあった時に駆けつけて人を助けられる仕事をしたいと思いました。それが救急救命士をめざそうと思ったきっかけの1つです。

これが直接のきっかけですが、小学校6年生の時に東日本大震災にあって、そのときから消防士という仕事に興味を持っていました。テレビでみた被災地の光景はあまりに悲惨なもので、小学校6年の自分に強烈な印象を残しました。そしてその中でテレビに映る消防士さん、自衛隊の方々をみて、こういう仕事もあるんだと興味を持ちました。そして高校2年生の時に、実際に目の前で救急救命士の方の仕事をみるという経験をして、そこからは、救急救命士になって消防で活躍したいと思うようになりました。

それからインターネットで調べて、東北で唯一、4年制大学で救急救命士をめざせるのが東北福祉大学だと知って、この大学に決めました。

印象に残っている授業について教えてください

「高度シミュレータ」で実習する榮さん
「高度シミュレータ」で実習する榮さん
高校までは生物の授業で、生物の体の構造とか機能を習ったのですが、大学では「人体構造機能論」、「病理学」など専門の授業で学ぶことになり、最初はなかなかついていけませんでした。それが当時は悔しかったです。でも回数を重ねていくと自分の体がどうなっているかや、病気のことなどが分かってきて、それを踏まえた上で救急救命士課程の「シミュレーション実習」で実際に隊員活動を実習でやってみたり、そこで学んだことを活かせるというのがとてもいいと思えるようになってきました。今はある程度知識が増えて、さらにもっと詳しく知りたいと思っています。

ー今年受けている授業で一番印象深い授業は?
3年次に履修している「病院実習I」です。病院の中での仕事について病院実習に向けて学ぶ座学の授業です。この授業が一番好きです。髙野先生から技術的なことや心構えなどを学んでいます。授業以外でも毎日髙野先生に会いに行って、雑談から救急救命士の経験談や、これから何をしていったらいいかなど、いろいろなお話を伺っています。

ゼミについて教えて下さい

齋藤ゼミの課外活動「稲刈り」
齋藤ゼミの課外活動「稲刈り」
私は齋藤昌弘先生のゼミを履修しています。齋藤ゼミは17名で、ノルディックウォーキングをして体を動かしたり、介護予防についてみんなで学んでいます。和やかな雰囲気のゼミです。ノルディックウォーキングがやりたくて齋藤先生のゼミに入りました。ステーションキャンパスから貝ヶ森公園まで、みんなでウォーキングを実践しています。

ー授業の無い時間はどうしていますか?
1、2年生の時は貝ヶ森の公園でキャッチボールをしたり、夜は、授業が終わってから青葉体育館のトレーニングルームに行って筋トレしたりしていました。3年生になってからは、救急救命士をめざしているみんなと一緒に、空きコマはずっと公務員試験に向けて勉強しています。

サークルやアルバイトについて教えて下さい

学食「風土」の前で
学食「風土」の前で
Team Bousaisi」というサークルに入っています。“自助”と“共助”と“協働”を原則として地域の防災リーダーとなるのが防災士です。僕たち防災士は、いろいろな地域に行き防災教室を行ったり、小学校や地域の防災訓練に参加して地域の方々と交流しながら、防災力を高める活動をしています。

私は救急救命士課程で勉強しているので、防災訓練では地域の方々に一次救命処置を教えています。またその中で胸骨圧迫、人工呼吸の正しいやり方とか、AEDの使い方などを教えたりしています。最近だと、角田市の防災訓練に参加して、小学生向けの防災教室を行いました。

ーアルバイトについて教えてください。
今引っ越しのアルバイトをしています。救急救命士?消防士は体力を使うので、体を動かしながらできるアルバイトを探しました。引っ越しのアルバイトではアルバイトをしながら体力もつけられると思って、このアルバイトをしています。アルバイトをしながらトレーニングをしている感じです。

将来について教えてください

髙野助手から指導を受ける榮さん
髙野助手から指導を受ける榮さん
一人暮らしをしているうちに、仙台の人の温かさを知ったことで、将来は仙台の消防に就職できればと考えるようになりました。消防士になるために、夏休み前から本格的に勉強を始めています。勉強だけだと飽きることもあるので、そういうときはジムに行ってトレーニングをしたり、メリハリをつけて勉強するようにしています。

ー高校生へのメッセージをお願いします。

高校生は将来について悩む時期だと思いますし、悩める期間も結構短いと思うんですが、自分一人だけで悩むんじゃ無くて、お父さん、お母さん、兄弟に相談してみるのも1つのやり方だと思うので、高校生は悩んで悩んで悩みきった方がいいと思います。

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