2021/11/25 医療経営管理学科

【教育】せんだんホスピタルで病院事務研修

研修の様子
研修の様子
医療経営管理学科では11月17日、東北福祉大学せんだんホスピタルで病院事務研修を行いました。今回の研修には「医療機関実習事前指導」を履修する2年生のうち希望者6名が参加しました。

病院事務研修は、3年次で行われる医療機関実習(診療情報管理士課程)の事前学習として、学生が実際に医療機関を訪問し、事務研修と施設見学を通して、病院の事務機能について理解を深めることを目的としています。今年も昨年に続き、365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@による感染拡大防止の理由から学生を受け入れていただく医療機関がない状況が続いておりましたが、この度本学附属病院のせんだんホスピタルにおいて事務研修が実現いたしました。

講師を務めていただきました事務部長の藤田様より、病院の事務職とは何かについて、これまでのご経験をもとに、様々な角度から学生の目線でわかりやすい解説をしていただきました。
MRI検査の説明を受けている様子
MRI検査の説明を受けている様子
藤田様から、病院の事務職にはどんな業務があるのか、患者さんに安心して受診していただくために何をすべきか、職員が明るく元気に働くために何をすべきか、病院の経営を安定させるために何をすべきか、事務部門の役割は何かなど、学生達にたくさんの質問を投げかけました。学生たちも積極的に自分の意見を述べる姿が見られ、それに対する解説やフォローを一つ一つ丁寧になされました。そのほか、職場でのコミュニケーション力の大切さや働くうえでの心得について、人間味あふれるユニークな御経験談なども交えながら、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

後半は院内見学が行われました。MRIの操作卓、PCR検査や血液検査の機材、生理計測の機材など、普段ドラマやニュースなどでしか目にすることができない設備を見せていただきました。検査技師の職員さんからも初めて見学する学生たちにわかりやすく説明をしていただきました。

学生たちにとって、普段の講義とは異なる病院の事務の現場について様々なお話を聞くことができ大変充実した研修会となったようです。藤田様をはじめ職員の皆様、ありがとうごうございました。
なお、せんだんホスピタルでの第2回、第3回の事務研修は12月1日、8日に実施予定です。

学生の感想(抜粋)

検査で使用する機器について説明を受けている様子
検査で使用する機器について説明を受けている様子
  • 職員が明るく働くため、経営を安定させるには医療知識はもちろんですが労働基準法などについても頭に入れおく必要があると分かりました。また事務職は病院の予算にも携わる365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な役割を果たしているのことがよく分かりました。
  • 今回事務研修を受けて私は、診療情報管理士、医療事務の仕事の内容を改めて知ることができました。また、事務長さんのお話を聞いて事務職の仕事は病院内の人たちだけとコミュニケーションをとるだけではなく、病院経営に大きく関わっていることを知りました。
  • 藤田事務長のお話を聞き、診療情報管理士になりたいという気持ちが強くなりました。
  • 医師や看護師、臨床検査技師など国家専門職の人たちとも話すことから、相手に納得してもらえるように、事務や医学、さらには法律や医療機関の規定、ルールなどの熟知していることが前提とされるので、常に勉強が必要だなと感じた。
  • 自分が将来医療事務の職についたときにどんなことをするのかがより具体的に想像できるようになりました。また、めったに見ることのできない病院の検査器具なども実際に見せていただき教科書などの説明では想像することしかできなかった物の実物を見ることができました。
  • 今回、病院事務の研修に行ってみて、実際に病院でお話を伺うと現場独自の緊張感のようなものを感じることができました。お話を聞いていて、病院事務という仕事の365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@性を感じることができ、またまだまだ知識が足りないということを痛感しました。
  • 今回の研修を受けて改めて医療事務は様々なことを行っているのだなと感じました。建築、診療、職員給料の支払いなど医療事務職が関わっている部分はとても多いことが分かりました。また患者さんが安心して受診できるようにする工夫や職員が元気で明るく働くための工夫、経営を安定させる工夫など診療から経営まで本当に多くのことに目を向けていく必要があると思いました。そして患者さんだけでなく様々な医療従事者や業者などとコミュニケーションをとっていかなければならないのだなと思いました。

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