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VOL.32 DECEMBER 2005

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[認知心理学] 認知心理学 科目修了試験について

福祉心理学科
大関 信隆

 最近,認知心理学の科目修了試験を受けて下さる方が少しずつ増えており,大変ありがたく思っております。一方で,合格率に関する現状はなかなか厳しいものがあり,「内容が難しすぎるのでは?」というお叱りも,ひょっとしたら一部にあるのでは,と感じております。そこで,これまでの試験結果の特徴を概観し,学習の一助になる(かもしれない)点を探ってみたいと思います。
 テスト結果を眺めてみますと,おおよそ3パターンほどのテスト成績があるように見受けられます。
 まず一つめは2?3度試験を受けられて合格される方です。二つめは繰り返し試験を受けていただくのですが,合格点に今一歩の方です。そして三つめは初回でかなり高得点を取って合格される方です。三つめのパターンの方の答案を拝見すると,領域を広く(課題レポートの範囲に囚われていないで)学習されており,また関連する事柄に関しても自発的にお調べになっているご様子が伺えます。科目修了試験では必ずしもレポート課題に出したテーマからのみ出題されているわけではなく,教科書内の広い範囲から出題されています。また教科書には直接載っていないが認知心理学を学習する際に必要と思われるテーマも,若干ではありますが出題されています。ぜひ広い領域に目を通されてから試験に臨んでいただけると幸いです。

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