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【お知らせ】

社会福祉援助技術演習 I 講義概要

10/4?5 青森 山川 敏久先生

 社会福祉援助技術演習 I においては,社会福祉における対象者の目的を遂行するための社会福祉援助方法,技術,これまで学んできた(あるいはこれから学ぶものも含め)さまざまな科目を,演習を通して連動させ,実践に結びつくような演習にしていきたいと考えています。
 特に,自己理解,対象者理解,面接技術,社会資源など,疑似体験等いれながら,知る(知識),感じる(体験),考える,さらに実践できるように,共に学び,共に悩み,共に考えていきたいと思います。一部ビデオを使用します。


10/4?5 秋田 11/22?23 仙台 千葉 喜久也先生

テーマ:対人援助サービスの基本
 社会福祉は実践する学問であることから,社会福祉援助技術演習では援助者としての資質,姿勢,技術などについて学習を行う。そして,ソーシャルワークの展開過程(インテーク→情報収集→アセスメント→援助計画→介入→モニタリング→事後評価→終結)が柔軟,かつダイナミックに進められるよう対人援助サービスの基本を理解する。具体的には援助者としてクライエントをどのように理解するのか,面接方法や援助方法は,福祉資源の活用方法は,などについて学習を行う。
 社会福祉の援助者は,クライエントの話をよく聴き,何を言おうとしているのか,何を求めているか,何をしたいのかを理解し,クライエントが自分自身で,自分の力を使って自分の問題を解決していけるよう援助していくことが必要である。このため援助者は,精力的であること,柔軟な態度で接することができること,支持的な態度がとれること,共感的に肯定的で建設的な意図を持って話を聴けること,などの態度が求められる。また,話の聴き方,質問の仕方にも配慮が必要で,そのための面接技術の習得も必要である。今回の援助技術演習Iではこうした方法や技術について,受講生が具体的に理解できるようロールプレーなど行い理解を深める。
 なお講義の題材は,受講生の興味や関心を聞きながら授業を行なう。


10/4?5 盛岡 前田 泰弘先生

 今回の授業では,社会福祉援助活動とはいかなることかということを,まず概観した上で,対人援助活動にかかる基本的な態度の形成と技法の修得を図ります。具体的には,共感的理解のための他者理解,自己理解,価値観?人間観の確認と,対人援助技術としてのコミュニケーション技法,観察?記録法の修得を中心的話題とします。授業は,講義とグループワーク(グループ討議)を中心に進める予定です。なお,グループ討議では,「問題行動は本当に問題なのか??ヒトの行動の理解?」ということを,話題のひとつにしたいと考えています。問題行動(と考えられるもの)にはどんなことがあるでしょう?私の授業を受けられる方は,これをお考えになっていらしてください。


10/18?19 新潟 12/13?14 仙台 君島 昌志先生

 社会福祉援助技術を学習するにあたって,特に利用者理解について考えを深めていきます。なかでも共感的態度,受容的態度,非審判的態度など,グループワークを通して,利用者の立場を体験しながら,援助者としてのあり方を考察していきます。
 こうした体験を通して得られたさまざまな「気づき」とともに,社会福祉援助の方法論の体系を概観していきます。演習形式による授業のため,受講者一人一人が主体的に参加することを重視します。
 できるだけ動きやすい服装,靴で受講するようにしてください。


10/18?19 新潟 阿部 哲也先生

 社会福祉援助技術とは,社会福祉における援助技術論や知識を実際の援助活動の中で展開していくための方法と捉えることができます。演習では社会「福祉援助技術論」における理論をより具体的に理解し,個別事例の中で活用できるよう事例を通した学習が基本となります。
 特に,演習 I では指定教科書の1章から5章をベースに,社会福祉における基本的な援助技術及び,基本的態度として倫理,コミュニケーションスキル,面接法,記録,アセスメント等(予定)について取り上げ,グループ討議,事例検討などを通して主体的に学習することが目的となります。
 なお,実際の資料等については当日配布を予定しています。

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