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VOL.54 SEPTEMBER 2008

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スクーリング講義概要

◆冬期スクーリングI

社会保障論 阿部 裕二

 社会保障は比較的新しい概念ですが,今ではすっかり定着し,われわれの生活になくてはならない基礎的な社会制度に発展しています。しかし,皆さんはじっくりと「社会保障とは何か」について考えたことがあるでしょうか?
 本講義のテーマは「社会保障の考え方と仕組みを理解し,自分なりの『社会保障観』を構築しよう」です。わが国における社会保障は,少子?高齢化をはじめとするさまざまな環境の変化のなかで,構造的転換期を迎えています。その際,「私たちの生き方(価値観の転換)」も同時に問われています。そこで,講義ではこのような問題意識の下,社会保障の考え方や成立過程を考察しつつ,わが国の社会保障制度の現状と課題,そして少子高齢社会におけるあるべき生活保障システムを受講生の皆さんと共に考えていきたいと思います。
※教科書をよく読んで出席してください。

西洋美術史 原 秀一

 西洋美術に対する関心は,最近とみに高くなっており,国内でも海外の美術館所蔵の作品展が多く開催され,人気を博している。
 本講義では西洋美術の変遷を,歴史を追って概説する。各時代の造形活動を根底にある芸術観を通して,如何に表現してきたかを,スライドやビデオ視聴も加えて進めることで,優れた作品に接する喜びと,美を感じる感性を養う。

◆冬期スクーリングII

環境心理学 小松 紘

 本講義では,人間と環境の様々な関わりについてとりあげ,かけがえのない環境とのよりよい関係を考える。
 講義では
 (1) 人間の発達と環境─人格形成への環境の影響
 (2) 住環境の文化的相違と変遷
 (3) 環境破壊の歴史とその心理的機制
 (4) 環境保全のための方策
などがとりあげられる予定。

聴覚障害教育 菅井 邦明

 在宅でのレポート学習では,テキストを利用して基本的な知識の習得を目標にしています(『レポート課題集』参照)。スクーリングでは,さらに必要な知識と現実の子どもと向き合った時に必要な技能と知識の利用の仕方,多様な生き方が可能な両親等との対話に必要な課題「人間にとって障害とは,発達と生涯」等について受講者の経験や知識を土台に討論時間を設け検討することを目標に,以下のような内容で進めたいと思います。
1日目:
 3日間の授業オリエンテーション,「人間開発」のビデオを見て障害児教育原理や指導法や行動観察のあり方についてグループ討論?報告。それを土台にして講義。
2日目:
 聴覚障害児の言語行動についてビデオと文献資料を用いて指導に関する検討。
 重複障害児等各種障害児の言語行動について検討。
 特別支援教育制度化の各地の教育の実態。
3日目:
 アメリカの多文化教育社会(ビデオ)から,日本の聴覚障害児教育課題について討論?報告と聴覚障害児教育について質問。スクーリング試験。

心理アセスメント 渡部 純夫

(1) 正常と異常の判断は─私たちが正常と異常を区別するとき,どんな考えのもと判断を下しているのかを考えます。今まで皆さんは,なにを基準に判断してきたかを考えておいてください。
(2) 心理臨床家の視点は─では,心理臨床家は異常をどのような観点から眺めているのでしょうか。心理臨床家の視点に迫ります。
(3) 心理面接によるアセスメント─アセスメントのひとつである心理面接を通してどのようにアセスメントが行われるのかについての説明になります。
(4) 心理テストによるアセスメント─心理テストの使用には十分な経験と注意が必要になります。そのあたりについて踏み込んでいきたいと思います。
(5) 行動観察によるアセスメント─アセスメントには五感が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@になります。五感をどのように活用していくのかについて考えていきます。

精神科リハビリテーション学 八巻 幹夫

 この科目の対象は「疾病と傷害を併存する」生活者であり,ゆえに,医療?保健?福祉に関する知識と理念及び技術が必要となります。スクーリングの講義内容は,障害概念,基本原則,生活の構造,生活支援,就労支援,障害者ケアマネジメント等がキーワードです。テキスト第1,3,6章及びレポート課題に示す参考文献に目を通してくると理解が深まるでしょう。当日は作成した資料を基に講義したいと思います。

聴覚障害者の生理?病理 永渕 正昭

 聴覚障害児(者)の教育や福祉に携わる方々に参考になる資料(音声,ビデオ)を提示しながら,聴覚障害を取り巻く問題点を解説します。具体的には,視聴覚機器を用いて,まず聴覚の仕組み,次に聴覚障害の原因,治療,リハビリ(補聴器,人工内耳),ろう教育の過去と現在について実際のケースを紹介しながら説明します。テキスト『聴覚と言語の世界』の聴覚に関する部分を一読しておくとよいでしょう。

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