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VOL.23 NOVEMBER 2004

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スクーリング講義概要

レクリエーション論 小野寺 浩三

 少子?高齢化社会を迎えている現在,レジャー?レクリエーションの果たす役割は非常に大きなウェートを持っています。高齢者の増大する自由な時間を自由活動?余暇活動として有効に活用することが365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@なポイントとなります。
 本スクーリングでは,障害者および高齢者の個人,グループ,セラピューティック?レクリエーションをあげ,高齢化社会に対応するための福祉レクリエーションを中心に論じます。


福祉法学 志田 民吉

 指定テキスト(志田編著『法学』建帛社)に従い講義を行います。旧テキスト(『福祉法学』東北福祉大学)を所持している方はその旨ご了承ください。
1日め(4コマ)
 (1) 第1章 社会福祉専門職と法学 特に人権理解の前提としての講義
 (2) 第2章 憲法
2日め(5コマ)
 (1) 第3章 行政法
 (2) 第4章 民法
3日め(3コマ)
 (1) 第4章 民法(つづき)
 (2) 第5章 社会福祉の法と関連領域
 (3) スクーリング試験


障害者福祉論 阿部 正孝

 障害者の生活では,その援助に医療,保健,福祉,教育などの分野が包括的にかかわってきます。スクーリングの前半では,そのような領域の中で福祉的援助が有機的に実働するために修得すべき知識や考え方を,障害者の理解と援助に関する内容を中心に解説します。これをもとに,後半では,障害者福祉を実践していく上で必要な知識や技法,ならびにその実際を解説します。


社会福祉援助技術論I 山本 邦男

 本講義では,社会福祉の目的概念や個別援助の方法について基礎知識を学びます。特に(1)ケースワーク発展の歴史,(2)個別援助技術の具体的な展開過程,(3)対象者のニーズや全体性把握を中心に,ケースワークの基本原理や価値,基本的態度など方法と技術について学習します。また,「医療と福祉」,介護保険における「ケアマネジメント」の具体的な事例を通して,インテーク(受理面接)や各種社会資源,「在宅ケア」における関連機関との連携の実際を学びます。


社会福祉援助技術論II 外崎 紅馬

 近年,テレビや新聞,雑誌等において,様々な調査結果を目にする機会が多くなってきました。また,現代社会に生きる私たちは,国勢調査をはじめとして,これまで何度かアンケートやその他の調査に回答をした経験を持っており,社会調査は生活の中で案外身近なものとなっています。しかしながら,私たちは調査を受けることはあっても,実施することは稀であるといえます。
 社会福祉の分野においても調査は365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な援助技術のひとつとなっており,社会福祉調査を通じて得られた結果をもとに研究が行われ,その成果が実践で生かされることとなります。社会福祉を学ぶ者には,調査を実施する側としての基礎知識を習得することが求められているため,スクーリングでは,この社会福祉調査の正しい理解を図ることを講義の主な内容とします。


環境心理学 小松 紘

 本講義では,人間と環境の様々な関わりについてとりあげ,かけがえのない環境とのよりよい関係を考える。授業は講義形式と実習形式からなる。
 講義では
 (1)人間の発達と環境──人格形成への環境の影響
 (2)環境破壊の歴史とその心理的機制
 (3)環境保全のための方策
などがとりあげられる。
 視聴覚教材を利用して,下記のようなトピックスもとりあげる。
 (1)心理評定法の修得
 (2)脳波の測定,近赤外線による血流量測定


心理アセスメント 渡部 純夫

(1)正常と異常の判断は──私たちが正常と異常を区別するとき,どんな考えのもと判断を下しているのかを考えます。今まで皆さんは,なにを基準に判断してきたかを考えておいてください。
(2)心理臨床家の視点は──では,心理臨床家は異常をどのような観点から眺めているのでしょうか。心理臨床家の視点に迫ります。
(3)心理面接によるアセスメント──アセスメントのひとつである心理面接を通してどのようにアセスメントが行われるのかについての説明になります。
(4)心理テストによるアセスメント──心理テストの使用には十分な経験と注意が必要になります。そのあたりについて踏み込んでいきたいと思います。
(5)行動観察によるアセスメント──アセスメントには五感が365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@になります。五感をどのように活用していくのかについて考えていきます。


介護概論 後藤 美恵子

 本講義では,社会福祉の基本理念を踏まえた上で,人としての尊厳を重視した生活支援のあり方についての理解を深めることを主眼におきます。授業は,講義形式と実技演習形式で構成されます。
〈講義〉
 (1)生活支援における介護の目標,役割,機能および,介護の実践性と職業倫理についての理解
 (2)生活支援を展開する上での専門職としての基本的知識?専門技術の理解
〈実技演習〉
 (1)介護実践技術の基本目標,介護観についての理解
 (2)生活支援の展開における基本介護の意義,理論的背景に基づいた介護技術の理解
 実技演習では,介護技術の実際を授業展開しますので,活動できる服装できてください。また,「介護概論」テキストでは,あまり触れられていませんので,「介護技術」に関する関連文献を読まれてスクーリングに臨まれれば,より理解が深まると思います。


社会福祉原論(職業指導を含む)ビデオ?スクーリング 田中 治和

 スクーリングでは,配布資料およびテキストを用いて以下の〈目的〉ならびに〈骨子〉で行います。
〈目的〉
 I. 社会福祉全般の概略的な理解を図る。
 II. 社会福祉の理念(目的論と一般論)を,歴史的社会的観点から考える。
 III. 社会福祉学の対象論および方法論について,吟味する。
〈骨子〉
 (1)日本の社会福祉史について─────全体の輪郭と肝要な細部
 (2)利他的行為について────────その特色と陥穽
 (3)社会福祉の目的と必然性について──社会福祉の存在理由
 (4)社会福祉の思想について──────人間観の創造と再生
 (5)社会福祉学方法論について─────人間理解の要諦


心理療法 宇田川 一夫

 心理療法とは,どのような理論的背景をもち,臨床現場で実践しているのかを中心に講義をおこなう。
 1)心理療法の目的,独自性とは。2)心理療法の契約,面接構造。3)各種の心理療法の特徴。4)主訴(症状,問題行動)をどう理解するか。5)面接過程。
 また,スクーリングであるのでロールプレイ等の体験学習や視聴覚教材も取り入れて進めていきたい。


公的扶助論 阿部 裕二

 講義のテーマは,「豊かな社会における貧困の様相と生活保護の現状?課題」です。社会の基底的なセーフティ?ネットである生活保護の仕組みや現実は,豊かさのなかに潜在化し,十分に知られているとはいえません。しかし,貧困が私たちの生活上に直面する危険(リスク)の一つであるとすれば,貧困問題に対応する公的扶助(生活保護)は,年金や医療と同様に身近な制度ともいえるのです。そこで本講義においては,拡大しつつある貧困概念(様相)を踏まえながら,生活保護の考え方(目的,原理,原則など),制度の内容,そして現代社会における生活保護の課題について,受講生の皆さんとともに考えていきたいと思います。
※教科書をよく読んで出席してください。


社会保障論 阿部 裕二

 社会保障は比較的新しい概念ですが,今ではすっかり定着し,われわれの生活になくてはならない基礎的な社会制度に発展しています。しかし,皆さんはこれまでじっくりと「社会保障とは何か」について考えたことがあるでしょうか?
 本講義のテーマは「社会保障の考え方と仕組みを理解し,自分なりの『社会保障観』を構築しよう」です。わが国における社会保障は,少子?高齢化をはじめとするさまざまな環境の変化のなかで,構造的転換期を迎えています。その際,「私たちの生き方(価値観の転換)」も同時に問われています。そこで,講義ではこのような問題意識の下,社会保障の考え方や成立過程を考察しつつ,わが国の社会保障制度の現状と課題,そして少子高齢社会におけるあるべき生活保障システムを受講生の皆さんと共に考えていきたいと思います。
※教科書をよく読んで出席してください。


社会福祉援助技術論IV 草間 吉夫

 地域において何らかの要因で課題や問題が起こったときに,様々な社会資源を活用しながら問題解決に導いてしていくのが,地域援助技術(コミュニティワーク)です。
 地域援助技術は,地域社会の福祉ニーズや福祉問題,福祉運営の課題に対応して,直接援助技術が展開しやすいように環境を整える働きをする技術であるため,地域の歴史や特性,環境の違いを念頭に入れて展開されるものといえます。
 スクーリングでは,社会福祉援助技術を把握した上で,地域援助技術の対象?主体?組織?方法など体系と理論および技術を学びます。
 また,地域における具体的な課題を抽出して,コミュニティワークを用いて課題解決策を探ります。
 受講者は,地域における課題などを抽出すること,在住する地域のデータ及び情報などを収集し持参してグループ討議に臨んでください。


社会福祉援助技術論III 松田 昭裕

 ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)の一つであるグループワーク(集団援助技術)の意義や定義,ケースワーク(個別援助技術)?コミュニティワーク(地域援助技術)との関連,さらには,歴史的な発展について講義する。
 特に,援助者の援助行動の機能については,できうる限り事例(現場)を織り込みながら講義する。
 さらに,会場の広さなどの状況が許されるならば,事例を基にした小グループ(4?6人)での討議も行い研修を深めていく。


生涯学習概論 荒井 邦昭

 今日の変化の激しい社会にあって,誰もが「学ばずには生きていくことができない」と言われています。実際に,あなたも今,学んでいるわけです。自分の学ぶ目的から出発して,人々は今何を求めて学ぼうとしているのか,また,一人一人が学ぶことは今の社会にとってはどのような意味があるのか,まず考えてみたいと思います。
 その上で,「生きていくために必要な学び」が全ての人に実現されるには,どのような社会的な手だてが必要なのか,それは今,どこまで用意されているのか,何が足りないのかを確かめてみます。これも皆さんが今,学ぼうとするときにぶつかる困難から出発して考えてみて下さい。私たちの先輩は,学習の必要と意欲に支えられて,学習が実現できる条件をつくり出し,生活を切り開くために学び続けてきました。その積み重ねに学びながら,これからの生涯学習に求められる課題を考えていきましょう。


精神保健福祉論II 遠藤 克子

 精神保健福祉論IIでは,現在の精神障害者が抱える課題を解決するために,医療?保健?福祉にまたがる援助の中で福祉サービスを中心にした援助活動全体を概観する。
 精神障害者が社会福祉の対象として障害者基本法(平成5年)で位置付けられてから,11年経過,ノーマライゼーションの理念の具体化は法制度,専門的実践,市民レベルの活動など,どのレベルでもまだまだ不十分である。新障害者プラン(平成15?19年度)において,約7万2千人の社会的入院を解決することが計画されており,地域生活支援が援助の中心になる。その際に精神障害者本人の主体性の回復?尊重が援助の中核であることを法?制度の現状,具体的実践を検討し考えていく。第7章の理解を十分に,第4,5,8,10,11,12章全体にも一通り目を通して,特に第8章は必ず事前に読んでおくこと。


医学一般 川上 吉昭

 将来保健,福祉に携わる者(社会福祉士,介護福祉士,精神保健福祉士等)が,心得ておかねばならない「医学一般」について開講する。
 この講義は,医療職者としての専門の「医学一般」ではなく,やがて医療職者とチームを組んで高齢者や病人に接する場合,医学の基礎的な知識を理解しておくことが必要だからである。
 本講は指定のテキスト『社会福祉士養成講座(13) 医学一般』(中央法規)を使用し,あらかじめ理解しておかねばならない項目等々は,その都度スクリーンに表示し,その内容を理解する。したがって受講者は表示された項目等を筆記するか,テキストにアンダーラインをして,その内容を理解する。
 「医学一般」の内容は第1章 臨床医学の概観から第9章 医事法制の概要まで280ページにわたり著述されているが,残念ながら全章について解説することは不可能である。したがって今回は第1章?第4章,第6章,第8章について解説する。受講者は少なくともその部分についてテキストに目を通してくることが望ましい。


精神保健福祉論III 志田 民吉

 志田?伊藤編著『社会福祉サービスと法』を使用し,講義します。
1日め(4コマ)
 (1)社会福祉法(テキストp.40?78)
 (2)障害者福祉法(テキストp.124?146)
2日め(2コマ)
 (1)1日めの障害者福祉法のつづき(テキストp.124?146)
 (2)試験
?なお,障害者福祉一本化試案についても,可能な限り触れます。
?試験については,あらかじめ講義のはじめに出題趣旨を説明し,各自準備できるようにします。


社会福祉法制 志田 民吉

 志田?伊藤編著『社会福祉サービスと法』を使用し,講義します。
1日め(4コマ)
 (1)社会福祉法(テキストp.40?78)
 (2)障害者福祉法(テキストp.124?146)
2日め(5コマ)
 (1)1日めの障害者福祉法のつづき(テキストp.124?146)
 (2)社会福祉の法制度(テキストp.2?39)
 (3)社会福祉関係法(テキストp.79?161)
?なお,障害者福祉一本化試案についても,可能な限り触れます。
3日め(3コマ)
 (1)2日めの(3)のつづき(テキストp.79?161)
 (2)補足(社会保障法など)
 (3)試験
?試験については,あらかじめ講義のはじめに出題趣旨を説明し,各自準備できるようにします。


精神保健福祉援助演習 阿部 正孝

 精神保健福祉分野に関する基本的援助技術を学ぶ。精神障害を「生活の障害」の視点で捉え,生活の質や自分らしさが,「病」を抱えることにより,薄く見えにくくなり,そのことはやがては彼らの健全な生活の実現に大きな障壁となる。
 一度,生活がしづらくなり,自分を見失うと自己と環境の間の調和が崩れ,「関わり」「表現」が著しく阻害される。「関係なくして治療はない」と言われるほど,「関わり」と「表現」は対人関係業務では大切にされなければならないものである。
 演習を通して,「関わるワーカー」「表現するワーカー」を目指しながら援助演習を図りたい。
 事前に学んで欲しい内容──バイスティックの7原則。


精神保健福祉援助演習 志村 祐子

 本演習においては,精神保健福祉士を目指すものとして,テキスト学習では学ぶことが困難な基本的援助技術の実際を体験的に学ぶことを目的としています。援助者としての自己理解?対象者理解をロールプレイや事例研究?参加者相互の人間関係を通して深めていきたいと考えています。したがって,演習参加者には積極的にそうしたことにかかわる姿勢を期待します。


精神保健福祉援助演習 八巻 幹夫

 精神保健福祉領域での「援助」?「支援」に関する基本的な援助技術と援助者としての自己理解について,ロールプレイ等を組み入れて学ぶことにします。また,精神障害を「生活障害(生活のしづらさ)」の視点で捉え,精神障害の及ぼす「生活」の「構造と機能の変化」について事例を通して理解を深める演習にしたい。演習参加者との双方向的な授業を目指したい。

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