【お知らせ】
ボランティアセンター
連載も今回で3回目を向かえた「ボランティア体験記」です。今回のテーマは「出会い」です。「平成16年度仙台市社会福祉大会」の団体部門で表彰された「ボランティアサークル?天使村」の代表者としても活躍している彼女がこどもたちとの遊びを通した関係性のなかから,あるいは地域の方や施設関係者と協働で活動を行うなかで,成長していく姿が描かれています。どうぞごゆっくりご覧ください。
■総合福祉学部 社会福祉学科(通学課程) 2年
高橋 志乃(たかはし しの)
私は東北福祉大学公認サークルの「ボランティアサークル天使村」に所属しています。私たちのサークルでは,こどもを対象としたボランティアを行っています。
天使村は部員が100名を越える大きなサークルです。全部で8つの班があり,児童養護施設?保育所?親子遊びの企画運営?児童館?レスパイトケアサービス事業所?放課後クラブなど活動場所は異なりますが,それぞれが楽しく活動しています。
私たちが活動で学び得た「遊び」を通して様々な人との出会いの場を設けることはできないものかということで,「天使祭」というお祭を実施することとなりました。その天使祭は今年で3回目となります。こどもから高齢者まで幅広い世代の方々が参加できる,世代間交流を活性化させるということも開催の目的の一つです。
また開催にあたっては「社会福祉法人 東北福祉会 せんだんの杜 子育て支援」の皆さま,あるいは本学のさまざまなサークルと連携?協力することでバリエーションのあるお祭にするように工夫しています。
ステージ企画として手話コーラス,吹奏楽による演奏,シャボン玉遊び,劇,ダンスなどを行い,ブースの企画としてバルーンアート,プラバン作り,フェイスペイント,缶ぽっくり,輪投げ,スライム作り,ビューティーケアを行いました。いずれも何週間も前から案を出し合い練習を繰り返して準備したものばかりです。
同じ大学にいてもなかなか顔を合わせることができない学生と一緒になって1つのことを成功させようと協力し合うことで連帯感が深まりました。また,地域の小?中?高校から物品の協力を頂き,先生方との出会い?交流も生まれています。
お祭当日は200名を超える地域の方々が遊びに来てくださいました。こどもたちの楽しそうな笑顔を見て,準備は大変でしたが,やった分だけ喜びもひとしおでした。こどもたちとの「出会い」は私たち大学生にとって大切な夏の思い出となっています。
私はこどもたちと触れ合うボランティアを大学に入ってからも続けたいと思い,天使村に入りました。ボランティアの大きな魅力は子どもの感性の豊かさ,柔軟な考えに触れることが出来ることです。高校生のことからこども会のボランティア,あるいは天使村の活動を通じてどんどん魅力は増すばかりです。
また,ボランティアを通して多くの方々との「出会い」があることも私にとって活動を継続していく原動力となっています。1度きりの出会いもありますし,ボランティアをきっかけに長いお付き合いをすることもあります。どれもこれも素敵な出会いです。
天使祭を通じて,改めて人と出会うことの喜びを感じました。色々な人と出会えることは,ボランティア活動の醍醐味であると感じます。私はこれからもたくさんの人と出会えることの喜びを感じながら,楽しくボランティア活動に取り組んでいこうと思います。
「ボランティアサークル?天使村」の活動に興味?関心を持ってくださった方はボランティアセンターまでご連絡ください。
ホームページアドレス:http://www.tfu.ac.jp/volunt/