【卒業者からのメッセージ】
2年次で苦しみました
社会福祉学科 H.O.
これまでの学習を振り返って楽しかったことは,やはりスクーリングでいろいろな立場や境遇を持った方々と出会い,教科書には書いてない先生方のそれぞれの個性を生かしたユニークでユーモアがあってためになるお話が聴けたことではないでしょうか。
苦しかったことといえば,2年次からの内容がより専門的になり,わからない専門用語が立て続けに出てきて,やはりレポートや試験で苦しんだことです。再提出や再試験もいくつかの科目で経験しましたが,周囲に同じように苦労されている方々がたくさんいらっしゃるのを確認できて,正直その時はほっとしました。
スクーリング期間中は,交流会に出て情報仲間ができ,グループワークの科目ではメル友や食事仲間もできるなど,楽しく過ごすことができました。大学の関連施設(DCRC)に泊まれた時は,全員福祉大の方なので自然に食事時などは話の輪ができ良かったです。バレーボールやバーンゴルフはめったに経験できないものなので,久しぶりに青春の汗をかき,今後の仕事先で生かせぬものかと思案しました。
レポートは最初のうちは教科書をまとめて主観を入れるだけの形式で書いていましたが,2年次からはそれだけでは通用しないことを痛感させられ,参考文献も読みながら,自分の言葉でまとめられるよう,書き方を変えたことで,3年次以降は再提出レポートがなくなりました。
実習先を探すのにかなり苦労し,10カ所以上あたってやっとの思いで行うことができました。場所的なものや作業種目を選ぶ余裕もなく,2カ所での実習となったある場所での実習は,自分が苦手とする組立作業の授産施設だったのでかなり手こずりました。もう1カ所は地域生活支援センターで,少人数で自然に話の輪ができるアットホームな雰囲気の中で,利用者の方々と関われたので,実際にこういう所で働いてみたいなという気持ちが強くなりました。
今後は大学で学んだ記憶が冷めないうちに,気持ちが萎えないうちに,国家試験に合格し,仕事に就けたら喜びの美酒を学友と共に味わいたいと思っています。
手探りの4年間
社会福祉学科 K.T.
卒業するまでの4年間,正直,学生も通信教育部も手探りの4年間だったように思えます。同県出身の草間先生に1年間アドバイザーをしていただき,相談に乗っていただいたり,時として,大学側とのトラブル解消をしていただいたりしました。ある意味,少し救われた所もありましたし,苦しかった時も多かったです。
私は,在籍している学生の中では,順調に円滑な4年間を送れなかった1人だったと思います。
ここまで到達したのは,自分一人では正直難しかったと思います。スクーリングで出会った仲間だけではなく,職場で何とか理解が得られ,無理な休暇調整をしてもらったこと,偶然学科違いの同級生が職場にいたからこそ助け合い,ここまで頑張れたと思います。自学では見出せなかったことをスクーリングでは学ぶことができました。やはり,スクーリングで直接教わることにより,理解を深められるものだと思います。
最後に私個人として,これから勉強を頑張る方のために,事務局の方にお願いがあります。
4年間で作ることのできなかった学生へのサポート体制をもう一度立て直してほしい。遠方から仙台にスクーリング出席のために来る学生は,皆真剣に何かを得ようと足を運んでくるのです。せめてスクーリング期間の図書館開放や学生同士の交流の場を設けていってほしいと願っております。
ありがとうございました
社会福祉学科 E.T.
寒さの中にも,ようやく春の気配が感じられる季節となりました。あと数日で卒業となりとても嬉しい気持ちと淋しい気持ちでいっぱいの今日この頃です。
仕事と勉強の両立はとても大変でしたが,今となってはいい思い出となってきました。これで終わりということではなく,私にとってはスタートラインに着いたつもりで,もっと上を目指すつもりでおります。
4月の介護保険改正に伴い,まだまだ勉強が必要となり,10月にはケアマネージャーの試験に挑戦したいと思います。
4年間,先生方にはいろいろご指導いただき誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
末筆ながら皆様の健康とご多幸を心よりお祈りいたしております。
学習を振り返って
社会福祉学科 Y.A.
50歳の節目,そして子育ての繁忙からやや落ち着き,第3子も高校入学を機に,科目等履修生として入学した後,正科生として3年に編入しました。退職してからゆっくり学習すればいいのではという声もあったりで迷いましたが,お金(収入)があるうちにと決心しました。
フルタイムで働いての学びは,スクーリング?レポートとめまぐるしかったです。在学中に勤務替えとなり,土?日出勤もあるシフト制の職場になり途方に暮れました。なんとか日程調整をして,夜行電車にて仙台?郡山?東北近隣?道内と,お金(旅費)はかかりましたが,単位修得に奔走し,少しの観光も取り入れ楽しみながら,がんばりました。
実習も実施できないのではと(卒業してからと思っていました……)不安でしたが,職場?実習先の配慮により,1カ月に1週間の分割で長きに渡り,無事終了できました。そして,1月の社会福祉士の国家試験を受験しました。
社会福祉を広い意味で理解し,知識を得ることができたのも,大学の諸先生方の温かい励ましとうれしく思っています。わが子の高校卒業と私の目標達成に乾杯です。東北福祉大学通信教育部社会福祉学科の一期生として,誇りに持ち,より一層がんばりたいと思っています。
レポートの再提出,医学一般の試験4回めでやっと合格と数えればきりがないくらい苦学でした。今はとても役に立っています。
「やればできる、やらねば何もできない」のですから,取り組みを忘れずがんばってほしいです。
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