VOL.18 APRIL 2004 【巻頭のことば】 【学習サポート】 【現場から現場へ】 【夏期スクーリングIのご案内】 【通信制大学院コーナー】
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【巻頭のことば】メタ?ナレッジ総合福祉学部 学部長?通信教育部 部長 今年も東北福祉大学の一員になられた多くの学生を迎えることができました。大学に身をおく者にとって,この新たな出会いは毎年経験することですが,その都度,新鮮な感動と緊張に包まれます。この出会いによって,皆さんと我々は「学」を媒介としてより緊密な関係をつくります。 ☆ 「学」はまず他から学びます。自己でモノローグしながら他から学ぶのです。他の代表的なものはテキストでしょう。指定されたテキストはもちろんですが,それ以外でもいろいろな本から学んでください。まったく関係のないと思う分野の本も参考になる場合が多いのです。さらに,新聞,テレビ,ネット,すべてがテキストになりえます。このように,あらゆる情報をテキストにし,知識を集積します。 ☆ 「学」は次に他と学びます。自己と他でダイアローグ(対話)しながら学ぶのです。通信教育ではスクーリングにおいてこれを実践する機会があります。皆さんは多様な価値観をもつ他者と出会います。ここで職業,年齢,性別はもちろんのこと,生き方,考え方,感じ方などすべてにおいて違いのある他者と学ぶのです。自己と差異のある多様な他者を理解し,そしてお互いの知識をぶつけ合い,そこから自己を見つめ直す,そんな行為から「コミュニケーション能力」,「デイスカッション能力」などの表現能力が身についていきます。ここでも,自己の知識を他者の知識と相互作用させながら,新しい知識を見つけだす「メタ?ナレッジ」をしていることになります。 ☆ 「学」には実践知が含まれます。学んだ知識を実践にいかすことが必要です。今までの表現能力も365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な実践能力ですが,ここでいう実践は,現場たとえば高齢者施設などでの学習です。テキストから現場へ,現場からまたテキストへと学びをダイナミックに能動することによって知識と実践をつなぐ「リエゾン能力」が高められ,濃密な「メタ?ナレッジ」になるでしょう。 |