*With TOP > VOL.18 APRIL 2004 > 
* *

VOL.18 APRIL 2004

【巻頭のことば】

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【夏期スクーリングIのご案内】

【通信制大学院コーナー】

【お知らせ】

【資格?免許状取得のために】

【BOOK GUIDE】

【シリーズ?東北】

【ひろば】

* * * *

【夏期スクーリングIのご案内】

スクーリング講義要項

障害者福祉論
阿部 正孝

 障害者の生活では,その援助に医療,保健,福祉,教育などの分野が包括的にかかわってきます。スクーリングの前半では,そのような領域の中で福祉的援助が有機的に実働するために修得すべき知識や考え方を,障害者の理解と援助に関する内容を中心に解説します。これをもとに,後半では,障害者福祉を実践していく上で必要な知識や技法,ならびにその実際を解説します。


社会福祉援助技術論I
山川 敏久

 社会福祉の専門援助技術の一つとしてケースワーク(個別援助技術)がある。ケースワークは,個人や家族を対象に生活上の困難や基本的ニーズの充足のための援助技術である。
 ここでは,ケースワークの歴史的展開,さまざまな学派や理論などの定義,原則,展開過程,援助者の基本的態度(ケースワーク関係),倫理などを中心に講義する。
 また,実践においてどのように展開されているのかなど,事例をあげながら展開する。さらに関連機関との連携などについても考察する。一部ビデオを使用する予定である。


社会福祉援助技術論II
外崎 紅馬

 近年,テレビや新聞,雑誌等において,様々な調査結果を目にする機会が多くなってきました。また,現代社会に生きる私たちは,国勢調査をはじめとして,これまで何度かアンケートやその他の調査に回答をした経験を持っており,社会調査は生活の中で案外身近なものとなっています。しかしながら,私たちは調査を受けることはあっても,実施することは稀であるといえます。
 社会福祉の分野においても調査は365体育投注_365体育备用网址-【唯一授权牌照】@な援助技術のひとつとなっており,社会福祉調査を通じて得られた結果をもとに研究が行われ,その成果が実践で生かされることとなります。社会福祉を学ぶ者には,調査を実施する側としての基礎知識を習得することが求められているため,スクーリングでは,この社会福祉調査の正しい理解を図ることを講義の主な内容とします。


博物館概論
梶原 洋

 博物館は,美術館,歴史博物館,科学博物館,動物園,水族館などを含む人類文化や人類の住む地球環境全体について,資料を収集し,保存し,展示し,調査?研究を行い,また我々の疑問に答え研究をも助けてくれる公共の施設である。人類の知的営為により集積された数限りない資料が,私たちを圧倒し楽しませてくれる。本物の持つ迫力,科学が明らかにしたさまざまな成果,それらを直接見ることのできる場所が博物館だといえよう。
 講義では,博物館がいつ,なぜ,どのようにして作られたのかを振り返るとともに,代表的な博物館についても紹介する。また,東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館を見学しながら,博物館の実際の仕事についても具体的に学ぶ予定である。


歴史考古学
吉井 宏

 開講にあたって,まず歴史考古学とは何かについて話す。日本においては考古学といえば普通,いわゆる先史考古学を意味するが,欧米でも同じ認識なのか。先史考古学と歴史考古学との違いを紹介しつつ,歴史考古学が持つ今日的な意義にまで触れてみたい。
 その意義と深くかかわるものとして,古代遺跡の中から第一に取り上げるのが宮都である。飛鳥京から平安京までを順次紹介する。続いて形成期古代国家の国家意識を象徴する山城について述べる。寺院,集落についても触れてみたい。
 中世は,いわば分権の時代である。そのことを象徴する遺跡として都市と城館を取り上げるが,城館については歴史考古学研究法に触れながら紹介してみたい。また,遺物としては陶磁器と銭貨を個別に取り上げる。


高齢者福祉論
田中 治和

 下記の内容について講義する予定。
(1) 高齢者問題の背景(高齢者人口の動向?家庭環境の変化)を中心としながら,高齢者福祉の成立要因を多角的に考えてみる。
(2) 高齢者の経済状況,および余暇活動等の実施の把握をする。
(3) 要介護高齢者(痴呆性高齢者?寝たきり高齢者等)の概念整理をする。
(4) 高齢者福祉対策の基本方向を学習する。
 なお,本講義は『老人福祉のてびき 平成14年度版』によるものです。今年度履修登録者で『老人福祉のてびき 平成15年度版』を所持している方には「平成14年度版」を当日貸与いたします。「平成15年度版」では資料が最新のデータになっていますが,講義内容の理解にはとくに影響がないものです。


心理学概論
佐藤 俊昭

 心理学の講義は一つひとつのトピックは理解できても,それらが人の心を理解するという究極の目的にどのように関連づけられるのか,わかりにくいという傾向があります。そこで,スクーリングでは2つの目標を掲げます。
 第1に,テキストをよく理解するためのお手伝いをします。まず,各章が何をわかってもらいたいと思って書かれているのかを要約して説明します。その上で,細かい基礎知識を整理します。そのときは,わかりにくかった点を,どんな些細なことでも結構ですから,遠慮なく質問してください。このような手続きを,テキストの章立てにしたがって順に進めます。どこまで進むことができるかは,いまは約束できません。
 第2に,人のこころとは何か,こころの世界とは何か,なぜこころができたのか,それを心理学的に理解するとはどういうことかを折に触れて具体的に説明します。こころを理解しようとする学問は心理学だけではありません。文学も哲学もこころを理解しようとしています。では,心理学の特徴はどこにあるのでしょうか。スクーリングで一緒に考えましょう。
 全般に2003年度の教科書(『図説 現代心理学入門(改訂版)』)で講義を進めるが,2002年度の教科書持参でもよい。

1つ前のページへ*このページの先頭へ

*
*
(C) Copyright 2002 Tohoku Fukushi University. all rights reserved.
*