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VOL.18 APRIL 2004

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[自著紹介] 『社会福祉サービスと法』 建帛社

社会福祉学科
志田 民吉

 書籍の題が示すとおり,社会福祉サービスの根拠を定めている法律制度について解説したものです。私(志田)は,この本の編者と著者を兼ねており,総論的部分と社会福祉法(平成12年法律111号)の部分を担当執筆しております。私の執筆部分,特に社会福祉法の解釈は,行間に,相当の深さをもって書いております。平成12年の法律改正(社会福祉事業法から社会福祉法への改正)によって,ご承知のように社会福祉サービスの供?受給について,その基本形は措置から契約の方法に移行しました。大切なところは,単に「措置から契約へ」という通り一遍の表現ではかたづけられないところにあります。純粋に私法上の契約理論を貫くことは難しく,かといって公法上の理論だけでもありません(「福祉法学」のテキスト参照)。社会福祉サービスの受給の如何はサービスの事業者と利用者との間の契約によって取り決められますが,介護保険制度のしくみを見ればわかりますように,市町村の実際上の介入もかなりあるという状況の下で,社会福祉法の解釈をどのように行うのか,ということです。かなり意欲的に執筆したものですから,是非実際に手に取っていただき,読んでいただければと思います。
 なお,本書は学部の「社会福祉法制」「精神保健福祉論III」のテキストとしても採用されていますが,社会福祉法制の履修を予定していない学生にも,制度はサービスの基本ですから,一読をお勧めいたします。
 購入方法は,大学の売店,市中の大型書店またはネット販売などがあります。

■志田民吉?伊藤修一編著『社会福祉サービスと法』(250頁)建帛社(けんぱくしゃ) 2,625円(税込)

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